こんにちは。ヤネウラログ、運営者のイエ吉です。
家づくりのスケジュール表や家づくりの流れを調べていて、「結局いつまでに何をやればいいの?」とモヤモヤしていないでしょうか。家づくりにかかる期間や注文住宅のスケジュール、新築一戸建てのスケジュールはサイトによって書いてあることもバラバラで、「家が建つまでの期間は本当にこれで合ってるのかな…」と不安になりますよね。
さらに、「家づくりスケジュール表ってどこまで信じていいの?」「展示場に行くタイミングはいつ?」「最初に土地探しから始めて大丈夫?」など、順番の悩みもついてきます。この記事では、あなたが自分のペースで家づくりを進められるように、全体の流れと期間を整理しつつ、「どの順番で動けばムダや後悔が減るか」をスケジュール表ベースでまとめていきます。
読み終わるころには、「まずはこの家づくりスケジュール表をベースに動いていけばいいんだな」と、頭の中がかなりスッキリしているはずです。一緒に整理していきましょう。
ポイント
- 家づくり全体にかかる期間とザックリした目安が分かる
- 入居希望日から逆算した家づくりスケジュール表の考え方が分かる
- 土地あり・土地なしで変わる進め方と注意点が分かる
- 展示場に行く前にやっておきたい準備と賢い相談先が分かる
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家づくりのスケジュール表で全体像を掴む

まずは「家づくり全体がどれくらいの期間で、どんな順番で進むのか」をざっくり掴んでいきます。
このパートでは、家づくり初心者さんが不安になりやすいポイントを整理しつつ、注文住宅が完成するまでの期間の目安と、入居希望日から逆算する考え方をまとめます。
全体像が見えてくると、細かい判断もだいぶラクになるので、ここで土台をしっかり作っておきましょう。
初心者の不安整理
家づくりの相談を受けていると、最初のうちはだいたいみんな同じところでつまずきます。
「何から始めればいいか分からない」「展示場に行ってみたけど、そのあとどう動けばいいのか迷っている」「ローン・土地・メーカー、全部一気に考えないといけない気がしてパンクしそう」みたいな状態ですね。「そもそも、今やっているこの行動は家づくり全体のどのフェーズなんだろう…」と立ち位置が分からないと、不安も大きくなります。
ここで一度立ち止まってほしいのが、家づくりは“勢いで走り出す”より、“全体像を先にざっくり掴む”ほうが圧倒的に失敗しにくいということです。逆にいうと、全体像を知らないまま各パーツだけ見て判断すると、「ローンは組めたけど、土地と建物を合わせた総額がカツカツ」「土地を先に契約したら、希望の大きさの家が建たなかった」みたいなすれ違いが起こりやすくなります。
よくあるつまずきパターン
家づくり初心者がハマりやすい罠
- なんとなく展示場に行き、そのまま一社とだけ話を進めてしまう
- 総予算を決めないまま、理想の間取りだけ先に作ってもらう
- 親や知人のアドバイスがバラバラで、何を信じていいか分からなくなる
- ネットの体験談やSNSを見すぎて、逆に決められなくなる
これらに共通するのは、「自分たちの家づくりの軸」がないまま情報だけ増えてしまっているという点です。軸がないと、営業トークや口コミの一言一言に振り回されてしまって、決めるのも遅くなるし、決めたあとも「本当にこれで良かったのかな…」とモヤモヤしがちなんですよね。
家づくり初心者が最初にやるべきこと
- 全体の流れと期間を「スケジュール表レベル」で把握する
- 自分たちの予算と「無理なく返せる住宅ローン」の目安を決める
- 暮らしのイメージと優先順位を、ざっくりでも家族で共有しておく
この3つがある程度見えてくると、住宅展示場や見学会に行ったときも、「今はこのフェーズの確認をしているんだな」と整理しながら動けます。逆にここがあやふやなまま動き出すと、営業トークやキャンペーンに振り回されて、「そもそも何を基準に選べばいいんだっけ?」となりがちです。
不安を紙に書き出してみる
もし今、「頭の中がごちゃごちゃしている…」という状態なら、一度ノートやメモアプリに、家づくりに関する不安や疑問を書き出してみるのもおすすめです。
書き出しておくと役立つこと
- いつまでに入居したいか(子どもの入学や仕事のタイミングなど)
- 今の住まいの不満(寒い・狭い・収納が足りない・騒音など)
- 理想の暮らしのイメージ(在宅ワーク用の部屋がほしい、広いリビングがほしいなど)
- お金の不安(いくらまでなら毎月払えそうか、頭金はいくら出せそうか)
こうやって言語化しておくと、スケジュール表を作るときも「この時期までに資金計画を固めたい」「このフェーズで家族会議をもう一度やろう」といった“やること”に落とし込みやすくなります。家づくりのスタートラインについては、家づくりは何から始める?迷わないための最初の3ステップでも詳しく整理しているので、スケジュール表とセットでチェックしてもらえるとよりイメージしやすいと思います。
家が建つまで何か月かかる?注文住宅の目安
「注文住宅って、家が建つまで何か月くらい見ておけばいいですか?」という質問もよくもらいます。ここはどうしても気になりますよね。会社によって言い方も違うので、混乱ポイントになりやすいところです。
一般的な目安としては、計画スタートから引き渡しまで、だいたい9〜13か月くらいが一つの基準です。もちろん個別差はありますが、目安がないと計画も立てづらいので、まずは「このレンジ」を頭に入れておいてもらえればOKかなと思います。かなりざっくり分けると、こんなイメージですね。
| フェーズ | 期間の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 計画・検討 | 2〜4か月 | 情報収集/資金計画/希望整理/住宅会社・工法の検討 |
| 土地・契約 | 3〜6か月 | 土地探し・購入/間取り・仕様の打ち合わせ/請負契約/ローン本審査 |
| 着工〜完成 | 4〜6か月 | 地鎮祭/基礎工事/上棟/内外装工事/検査/引き渡し準備 |
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。土地がサクッと決まって、プランもすぐ固まれば1年未満で完成するケースもありますし、逆に「希望エリアの土地がなかなか出ない」「プランにとことんこだわりたい」などの理由で、1年半〜2年かかることも普通にあります。「うちはどっち寄りになりそうかな?」とイメージしながら見てみてください。
期間が伸びやすい要因・縮まりやすい要因
ポイント
家が建つまでの期間に影響しやすいポイント
- 土地の条件:用途地域、道路付け、造成の有無、地盤の状態
- 建物の規模・形状:2階建てか3階建てか、複雑な形かシンプルか
- 構造・工法:木造、鉄骨、RC、プレハブなど
- 確認申請や各種許可:都市計画区域や高度地区などで手続きが増えることもある
- 季節要因:豪雪地帯・台風シーズンなど、天候で工事が止まりやすい地域
たとえば、シンプルな総二階の木造住宅で、土地もすでに整っていて…というケースなら、打ち合わせ〜着工〜完成までスムーズに進みやすいです。一方で、敷地の高低差が大きかったり、狭小地でクレーンが入りにくかったりすると、工程自体が複雑になり、その分だけ時間もかかる傾向があります。
また、住宅業界全体の動きとして、「いつ新築がどれくらい建てられているのか」といった統計データも公表されています。(出典:国土交通省「住宅経済関連データ」)こうした一次情報を見ると、「家は1件1件条件が全く違う」「建てられる戸数も景気や金利によって変わる」といった背景も見えてきます。
注意ポイント
期間に関する注意点
- 土地の有無やエリア、建物の構造(木造・鉄骨など)によって工期は大きく変わる
- 天候不順や資材不足、確認申請の遅れなどで工事が延びる可能性もある
- 期間の目安は一般論なので、正式なスケジュールは必ず各社と個別に確認すること
ここでお伝えしている期間やスケジュールは、あくまで一般的な目安です。最新の工期や手続きの詳細は、必ず各住宅会社や自治体の公式情報で確認し、最終的な判断は建築士や住宅会社の担当者など専門家に相談してください。
なので、「◯か月で絶対に終わる」というより「だいたいこれくらいのレンジに収まるイメージ」で捉えておくのが安全です。数字はあくまで参考ラインとして使ってください。「うちは少し時間がかかりそうだから、早めに動き始めようかな」くらいの温度感で、スケジュール表に反映していきましょう。
家が建つまでの期間を着工から逆算

次に、「いつまでに入居したいか」から逆算して、着工のタイミングや準備のスケジュールを考えてみましょう。ここができると、一気に「自分ごと感」が出てきます。
例えば「2027年4月の新学期までに入居したい」とします。この場合、理想的にはこんな逆算イメージになります。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 2027年4月 | 入居/引っ越し/旧居の解約・精算 |
| 2027年2〜3月 | 完成・施主検査/手直し工事/引き渡し/登記手続き |
| 2026年9〜11月 | 着工/基礎工事/上棟/外装・内装工事/各種検査 |
| 2026年6〜8月 | 間取り・仕様の最終決定/請負契約/住宅ローン本審査 |
| 2026年3〜6月 | 土地探し・土地契約/住宅会社の比較・絞り込み |
| 2025年末〜2026年2月 | 情報収集/資金計画/家族の希望整理/スケジュール表づくり |
ざっくりいうと、入居希望時期の1年前までには着工、そのさらに半年前には住宅会社・土地がほぼ固まっているイメージです。逆に言うと、「来年の春には入居したい」と思ったタイミングで、まだ情報収集を始めたばかり…だと、かなりタイトな進行になります。
「逆算思考」で見落としがちなポイント
スケジュール逆算でチェックしたいこと
- 引っ越し業者の繁忙期(3月・9月)は予約が取りづらく、料金も高くなりやすい
- 保育園・小学校の転園・転校手続きの締め切りは自治体によって違う
- 賃貸契約の解約予告期間(1〜2か月前が多い)が、引き渡し時期とズレないか
- 年末年始・お盆など、行政や金融機関が動かない期間をまたぐと手続きが遅れやすい
たとえば、お子さんの入学に合わせて4月入居を狙う場合、学校や自治体の転入手続きのスケジュールも絡んできます。家づくりのスケジュール表の下の方に、小さく「保育園手続き」「学童の申し込み」などもメモしておくと、だいぶ安心感が違いますよ。
「ギリギリ」スケジュールのリスク
- 工事が少しでも遅れると、入居希望日に間に合わなくなる
- 間取りや仕様をじっくり検討する余裕がなくなり、「もっと考えればよかった」が残りやすい
- 引っ越し・各種手続き・仕事の繁忙期が重なり、疲弊してしまう
なので、まずはカレンダーを開いて、「いつごろ入居したいか」→「その1年前」→「さらに半年前」くらいまで一度書き出してみてください。ここに合わせて、さきほどの一般的な期間の目安(9〜13か月)をざっくり重ねていくと、今何をしておくといいかがかなり見えてきます。
ポイントは、「余裕を持って前倒しで動き始めて、状況を見ながら後ろに調整する」こと。逆に、スタートが遅れてから「なんとか工期を縮めてください」とお願いする形になると、会社側の負荷も高まり、お互いにしんどいスケジュールになりがちです。早めに動き出しておくことが、結果的にいちばんラクな家づくりにつながります。
家を建てる期間はどのくらい?土地ありの場合
家づくりのスケジュールは、「すでに土地があるか」「これから土地を探すか」でかなり変わります。土地ありの場合は、先ほどの表でいう「土地探し・土地契約」の部分を大きく圧縮できるので、全体期間が短くなるイメージですね。「実家の土地に建て替える」「親から譲り受けた土地に建てる」といったパターンがこれにあたります。
土地ありの場合のざっくり目安
- 計画・検討:2〜3か月
- 設計・契約:2〜3か月
- 着工〜完成:4〜6か月
トータル:8〜12か月程度が一つの目安
土地がすでにあると、「家づくりが一気に近づいた感じ」がしてワクワクしますよね。ただ、その分だけ早く進められる一方で、土地特有の制約も出てきます。たとえば、道路との高低差が大きくて擁壁工事が必要だったり、昔ながらのブロック塀をやり替える必要が出てきたり…。これらは「追加費用」と「工期」に影響してくる部分です。
更地・古家付き・建て替えで違うポイント
土地ありでもケースによって期間は変わる
- 更地に新築:最もシンプル。地盤調査〜確認申請〜着工という流れ
- 古家付き土地:解体工事の期間と費用が追加される
- 建て替え:仮住まいの手配や引っ越し2回分のスケジュールも考える必要あり
特に建て替えの場合は、「解体工事」→「ライフラインの撤去・移設」→「新築工事」という流れになるので、スケジュール表にも解体関連のタスクをきちんと入れておいたほうが安心です。電気・ガス・水道・電話・インターネットなど、止めるものと移設するものを整理しておくと、後から慌てずに済みます。
土地から先に突っ走らないほうがいい理由
- 土地の条件によっては、希望していた間取り・広さが入らないことがある
- 土地+建物の総額が想定以上になり、後から仕様や広さを大きく削ることになる
- 土地契約の期限に追われて、住宅会社やプランをゆっくり比較できなくなる
理想は、「土地探し」と「住宅会社選び」を並行させることです。気になる土地が出てきたら、候補の住宅会社に「この土地だと、どんな家が建てられそうですか?」と相談して、具体的なイメージを出してもらう。逆に、住宅会社側から土地を紹介してもらうケースもあります。
土地ありの人も、「この土地の条件で、どこまで希望が叶えられそうか?」を早い段階で聞いておくのがおすすめです。建ぺい率や容積率、高さ制限、隣地境界との距離など、法的な制限も絡んできます。ここを曖昧なまま間取りの妄想だけ進めても、あとで「この土地だとできません」と言われてショック…というパターンになりがちです。
このあたりの「最初の順番」については、先ほどの家づくりは何から始める?迷わないための最初の3ステップと一緒に見てもらうと、より腹落ちしやすいかなと思います。
着工から引き渡しまでの期間の目安

最後に、着工してから引き渡しまでの期間だけを切り出して見てみましょう。ここは建物の構造や規模によって変わりますが、一般的な木造2階建てなら4〜6か月くらいを見ておくとイメージに近いことが多いです。
着工〜引き渡しの主な流れ
- 地鎮祭・近隣挨拶
- 基礎工事(配筋〜コンクリート打設・養生)
- 上棟(柱・梁・屋根まで一気に組み上げ)
- 屋根・外壁工事/サッシ・断熱材の施工
- 内装工事(配線・配管・床・壁・天井・建具など)
- 住宅設備の取付(キッチン・バス・トイレなど)
- 外構工事(駐車場・アプローチ・庭など)
- 完了検査・施主検査・手直し
- 引き渡し・登記・引っ越し
それぞれの工程が順調に進めば4か月台で終わることもありますが、梅雨や台風の時期・真冬の寒冷地などは、天候の影響で基礎工事や外部工事が伸びることもあります。最近は、世界情勢の影響で設備や資材の納期が遅れ、工期がずれ込むケースもゼロではありません。
施主側の「やること」もスケジュールに入れておく
着工後のスケジュール表には、施工会社側の工程だけでなく、あなた側のやることも一緒に書いておくと便利です。
着工後に施主がやることの例
- 地鎮祭の日程調整・神社への依頼
- 上棟日の休みの確保・差し入れの準備
- 電気配線・コンセント位置の最終確認
- カーテン・照明・家具の選定・発注
- 火災保険・家財保険の検討・見積もり
- 引っ越し業者の比較・予約
こういったタスクも含めて、スケジュール表に「誰がいつまでにやるか」を書いておくと、夫婦間の役割分担もスムーズになります。「あれ、どっちがやるんだっけ?」でイライラするのはもったいないので、最初から見える化してしまいましょう。
契約時には、工事請負契約書に「引き渡し予定日」や「遅延時の取り扱い」が明記されるのが普通です。不安な場合は、「どんなケースだと工期が延びる可能性があるか」「そのときの対応はどうなるのか」を、遠慮なく担当者に確認しておきましょう。
繰り返しになりますが、ここで挙げた期間はあくまで一般的な目安です。具体的な工期や支払いタイミングは、必ず各社の公式情報と契約書をもとに確認し、最終的な判断は住宅会社の担当者や建築士などの専門家と相談しながら進めてください。
家づくりスケジュール表の実践活用

ここからは、実際に家づくりスケジュール表をどう使っていくかを見ていきます。
新築のスケジュール表でやることを整理しながら、工事工程表の見方、よく話題になる「着工から完成まで3か月」は現実的かどうか、そしてスケジュールとお金・紹介制度の関係まで、順番に解説していきます。
単なるカレンダーではなく、「判断の軸」としてスケジュール表を活用していきましょう。
【新築の場合】スケジュール表でやること整理
家づくりのスケジュール表は、「いつ・誰が・何をやるか」を一枚で見える化するチェックリストだと思ってもらえると分かりやすいです。Excelやスプレッドシートでもいいですし、紙に手書きでもOKです。大事なのは「頭の中だけで管理しないこと」です。
新築スケジュール表に入れておきたい項目
- フェーズ(例:情報収集/資金計画/土地探し/住宅会社選び/契約/着工/完成)
- 時期の目安(月単位・週単位など)
- やることリスト(例:ローン相談・家族会議・見学会・図面確認など)
- 担当(自分たち/住宅会社/銀行など)
- メモ欄(決めたこと・次回までの宿題など)
おすすめは、「入居希望日」→「着工予定」→「契約時期」→「情報収集スタート」という順番で逆算して埋めていくやり方です。最初から完璧を目指さなくて大丈夫なので、まずはザックリでいいので線を引いてみてください。
簡単なフォーマット例
| 時期 | フェーズ | やること | 担当 |
|---|---|---|---|
| 〜〇月 | 情報収集 | 予算の仮決め/SNS・ブログで情報収集 | 自分たち |
| 〇〜〇月 | 資金計画 | 銀行・FPに相談/ローンの仮審査 | 自分たち+銀行 |
| 〇〜〇月 | 住宅会社比較 | 見学会・展示場/プラン提案依頼 | 自分たち+各社 |
スケジュール表を作っておくと、住宅会社との打ち合わせでも「この日までに間取りを固めたい」「ここまでにローン本審査を通しておきたい」といった話がしやすくなります。担当者からの提案や注意点も、そのままスケジュール表にメモしていけば、あとで見返すときに便利ですよ。
さらに、「ここは絶対に外せない期限」にマーカーを引いておくのもおすすめです。たとえば、「固定資産税の評価タイミング」「住宅ローン減税の適用条件」「こどもエコすまい支援事業の期限」など、時期によっては制度の締め切りが絡むこともあります。こういった制度は毎年条件が変わるので、必ず最新情報を公式サイトなどで確認しつつ、スケジュールに反映してみてください。
【新築一戸建て】工事の工程表・スケジュール解説
工事が始まると、住宅会社から「工事工程表(工程スケジュール)」をもらうことが多いです。縦軸に工程名、横軸に日付や週が並んでいて、「どのタイミングでどの工事をやるか」が一覧になっているアレですね。
この工程表のポイントは、「どの工程がズレると、どこに影響が出るか」をざっくり把握しておくことです。「この週は基礎工事」「この週は上棟」と分かっていれば、施主側も心の準備ができますし、もし天候不良などでズレたときも、「じゃあ引き渡しにどれくらい影響しそうですか?」と冷静に聞きやすくなります。
チェックしておきたい工程表のポイント
- 基礎工事が何週間くらい取られているか
- 上棟のタイミングと、その前後の工程(足場・屋根・防水など)の流れ
- 内装工事のボリューム(配線・配管・造作・クロスなど)がどのくらいあるか
- 設備搬入日(キッチン・ユニットバスなど)と検査日のタイミング
- 外構工事が建物と並行か、引き渡し直前か
工程表を打ち合わせに活かすコツ
工程表は、ただ「もらって終わり」にするのではなく、打ち合わせのたびに一緒に見返すのがおすすめです。
活用の仕方の例
- 進捗確認のとき:「先週予定していた基礎工事はどこまで進みましたか?」
- 変更相談のとき:「このタイミングでコンセント位置を変えると、工期や費用に影響ありますか?」
- 現場見学の予定:「この週に構造が見える状態になりそうなので、現場を見学したいです」
ここまで細かく読み込む必要はありませんが、「このあたりで雨が続くと、こういうところがズレやすいんだな」くらいのイメージがあると、万が一の工期調整の話が出たときも落ち着いて聞けます。
分からないところは、遠慮せずに工程表のコピーを見ながら質問してOKです。「この基礎工事の期間は一般的に見てどうですか?」「もしこの検査がズレた場合、引き渡しにどれくらい影響が出そうですか?」といった具合に、具体的に聞いてみてください。
着工から完成まで3ヶ月は現実的?

たまに「着工から完成まで3か月で建ちます!」みたいな話を見かけますが、一般的な注文住宅(在来木造や鉄骨の新築一戸建て)で、3か月で仕上げるのはかなりレアケースだと思っておいたほうが安全です。
「3か月完成」が成り立ちやすいケースの一例
- 工場でほぼ完成したパネルやユニットを現場で組み立てる特殊な工法
- 延床面積が小さい平屋・コンパクトハウス
- 天候や職人の手配にほぼ影響されない、かなり恵まれた条件
もちろん不可能ではありませんが、「3か月でできるならうちもそれで!」と安易に飛びつくのはおすすめしません。品質管理や検査、現場での調整にかける時間が十分に確保されているかは、しっかり確認したほうがいいポイントです。
短工期のメリット・デメリット
メリット
- 家賃とローンの「二重払い」期間が短くなる
- 仮住まい期間が短く済む(建て替えの場合など)
- 急な転勤・ライフイベントに合わせやすいこともある
デメリット
- 打ち合わせの時間が詰め詰めになり、細かい検討がしづらい
- 現場確認や施主検査の余裕が少なくなる
- ちょっとした変更の影響が工期に跳ね返りやすい
工事は、ただ早ければいいというものではありません。養生期間をしっかり取ること、職人さんが無理なスケジュールで詰め込まれていないこと、検査やチェックの時間に余裕があることも、長く安心して住むための大事な要素です。
もし「着工から完成まで3か月くらいで大丈夫ですよ」と言われたら、「どういう工法だから短工期なのか」「品質や保証面は他と何が違うのか」をセットで確認してみてください。少しでも不安があれば、他社のスケジュールと比較してみるのもおすすめです。「早さ」と「安心感」のバランスをどこに置くかは、あなた自身が納得して決めていきましょう。
家ってどれくらいで建つの?値段との関係
スケジュールの話とセットで外せないのが、「期間と値段の関係」です。「急いで建てたい」「この年度末までに入居したい」といった条件が強くなるほど、選べるプランや会社が限られたり、結果的にコストが上がったりすることがあります。
スケジュールが値段に影響しやすいポイント
- 短納期に対応できる会社や工法が限られ、値引きの余地が小さくなりがち
- 年度末や繁忙期の工事は、職人の確保や資材調達の関係でコストが高めになりやすい
- 急いで決めると、後からの変更・追加が増えて結果的に予算オーバーしやすい
ケース別のざっくりイメージ
| スケジュール感 | 特徴 | お金への影響イメージ |
|---|---|---|
| かなりタイト | 短期間で決断が必要/選択肢が少なめ | 追加変更や諸費用で膨らみやすい |
| 標準的 | 9〜13か月程度で計画〜完成 | 比較・交渉の余地もしっかり取れる |
| 余裕あり | 1年以上かけてじっくり検討 | 制度・キャンペーンもフル活用しやすい |
一方で、期間に余裕が持てると、複数社の見積もりをじっくり比較したり、キャンペーンや金利動向を見ながらタイミングを選んだりしやすくなります。これはそのまま、「同じ予算でワンランク上の家を狙える余地が広がる」ということでもあります。
住宅ローンや総予算の決め方については、金利や税制も関わってくるデリケートな領域です。ここでお伝えしている考え方や金額感はあくまで一般的なイメージなので、具体的な借入額や返済計画は、銀行や住宅ローンの公式シミュレーションなどで最新情報を確認し、最終的な判断はファイナンシャルプランナーや金融機関の担当者など専門家に相談してもらえたらと思います。
スケジュールとお金の付き合い方
- 「早く建てること」より「無理なく支払えること」を優先する
- 入居希望時期から逆算しつつも、「前倒しで動いて後から調整する」くらいの余裕を持つ
- 期間に余裕を持たせることで、紹介割引やキャンペーンなども活かしやすくなる
家づくりのスケジュール表には、「いつ建つか」だけでなく、「いくらまでなら安心して払えるか」「どのタイミングでお金が出ていくか」もセットで書いておくと、かなり見通しが良くなります。ローンの支払い開始時期や、諸費用の支払いタイミングも含めて、住宅会社や金融機関と一緒に整理していきましょう。
家づくりのスケジュール表に関するよくある質問
Q1. 家づくりのスケジュール表はいつから作るべきですか?
Q2. 家づくりのスケジュール表には何を書けばいいですか?
Q3. 家が建つまで何か月かかるのが一般的ですか?
Q4. 土地ありと土地なしでスケジュールはどのくらい変わりますか?
Q5. 共働きでも家づくりのスケジュール管理はうまくできますか?
家づくりのスケジュール表と賢い相談先
ここまで読んで、「なるほど、家づくりスケジュール表のイメージは掴めてきたけど、実際に動くときは誰に相談すればいいの?」という疑問も出てきたかもしれません。
家づくりで一番もったいないのは、住宅展示場や公式サイトへの資料請求を「なんとなく」やってしまうことです。アンケートに名前を書いたり、公式サイトから資料請求をした瞬間に、その会社との「最初の接点(ファーストコンタクト)」が登録されて、担当営業が決まってしまうケースが多いからですね。
ファーストコンタクトで起こりがちなこと
- 担当営業が自動的に割り振られ、「担当ガチャ」状態になる
- オーナー紹介ルートなど、一部の紹介制度・割引が使えなくなることがある
- その会社経由の情報が中心になり、他社比較がしづらくなる
展示場自体が悪いわけではなく、「準備ゼロでいきなり展示場に行く」のが危ないというイメージに近いです。
相談先の種類と付き合い方
代表的な相談先
- ハウスメーカー・工務店の営業担当
- 住宅展示場・モデルハウス
- 中立系の住宅相談カウンター・FP
- 実際に建てたオーナー(友人・知人・OB施主)
それぞれ役割が違うので、「誰に何を聞くか」を分けておくといいですよ。たとえば、ローンやライフプラン全体の相談はファイナンシャルプランナーに、構造や性能の細かい話は設計士や技術担当に、リアルな住み心地や失敗談はオーナーに…という感じです。
展示場との付き合い方については、住宅展示場に行ってはいけないと言われる理由と知っておくべき注意点でかなり突っ込んで解説しているので、「そろそろ展示場に行ってみようかな」というタイミングの前に一度読んでおいてもらえると安心です。
特に、積水ハウスをはじめとする大手ハウスメーカーを候補に入れている場合、オーナー紹介ルートや紹介制度を使えるかどうかが、割引や担当者の質に直結します。ここは、家づくりスケジュール表の中にも「展示場に行く前に、紹介ルートを確認・相談」というタスクを入れておくのがおすすめです。
家づくりスケジュール表の中に入れてほしい「相談」の順番
- 家族会議と資金計画(無理なく返せる総額・月々のラインを決める)
- 家づくりスケジュール表で全体像と自分たちのタイムラインをざっくり作る
- 信頼できる相談先・紹介ルートの確保(オーナー紹介・住宅相談カウンター・FPなど)
- そのうえで、展示場・見学会・各社との打ち合わせに進む
ヤネウラログでは、積水ハウスオーナーのブログやYoutubeも紹介してます。特に「積水ハウスも選択肢に入れておきたいな」という方は、展示場や公式サイトから直接コンタクトを取る前に一度だけ目を通しておいてもらえると、後から「知っておけばよかった…」とならずに済むはずです。
最後にもう一度だけ。この記事でお伝えした期間やスケジュール、割引のイメージは、すべて一般的な目安です。具体的な工期・費用・割引・ローン条件などは必ず各社の公式サイトや公的な情報で確認し、最終的な判断は住宅会社の担当者やファイナンシャルプランナー、税理士、建築士などの専門家に相談したうえで進めてください。
家づくりのスケジュール表は、「完璧な答え」を教えてくれるものではなく、あなたが自分のペースで判断できるようになるための地図です。この地図を手元に置きながら、焦らずに、一歩ずつ進めていきましょう。