こんにちは。ヤネウラログ運営者のイエ吉です。
ハウスメーカー選びのフローチャート診断やランキング、比較チャートを見れば見るほど検討期間ばかり伸びてしまって、正直ちょっと疲れたな…と感じていませんか。
住宅メーカーを決めるまでの道のりの中で、何を決め手にすればいいのか、どこに優先順位をつければいいのかが分からないと、不安だけが増えてしまいますよね。
このブログでは、私自身の家づくりと多くの相談例をもとに、ハウスメーカー選びで2社で迷ったらどこを見るか、失敗しやすいポイントをどう避けるかなどを、フローチャートを「正解を当てる診断」ではなく「考えを整理する地図」として使う視点でまとめています。
ハウスメーカー選びのスタートから住宅メーカーを決めるまで、あなたの頭の中に散らばった条件や気持ちを一緒に整理しながら、「このゾーンから選べば良さそうだな」と思えるところまで持っていくのがこの記事のゴールです。
ポイント
- ハウスメーカー選びの全体の期間と流れのイメージがつかめる
- フローチャートで整理すべき予算やこだわりの軸が分かる
- 2社で迷ったときにどこを見ればいいかがはっきりする
- よくある失敗パターンを避ける具体的なチェックポイントが分かる
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ハウスメーカー選び|フローチャートで全体像を掴む

まずは、ハウスメーカー選びのフローチャートを「家づくり全体の地図」としてざっくり掴んでおきましょう。
ここでは、検討開始から引き渡しまでの期間の目安、途中で疲れたときの対処法、そして予算とこだわりをどう整理していくかをセットで解説していきます。
最初にこの全体像を押さえておくと、細かい判断に振り回されにくくなりますよ。
検討から引き渡しまでの期間の目安
ハウスメーカー選びを含めた家づくりは、短距離走ではなく中〜長距離のマラソンです。
検討開始から引き渡しまでの期間は、人によってかなり差がありますが、私の感覚ではだいたい10〜15か月くらいが「よくあるレンジ」かなと思います。
条件がハマってテンポ良く進んだ場合でも、最短で10か月前後は見ておいたほうが安心です。
土地探しからの場合や、昨今の資材調達・人気メーカーの設計待ちなどを考えると、余裕を見るなら1年(12か月)〜1年半(18か月)くらいをイメージしておくのが現実的です。
実際には、「土地がすでにあるか」「建て替えなのか」「ローンの事前審査や自宅の売却が絡むか」などの条件によっても、必要な期間はかなり変わってきます。
加えて、繁忙期(年度末・決算期)や、社会情勢による資材納期の遅れなども影響するので、「1年くらいで完成したらラッキー、1年半くらいまでなら想定内」と思っておいてもらえると、気持ちにも余裕を持ちやすいかなと感じています。
ざっくり分けると、流れはこんなイメージです。
- 構想・情報整理フェーズ(1〜3か月)…家族会議、予算感決め、ざっくりした理想像を言語化する時期
- 情報収集・候補絞り込みフェーズ(3〜6か月)…資料請求、展示場や完成見学会、2〜3社へのプラン依頼
- 比較検討・最終調整フェーズ(3〜5か月)…プラン比較、見積もり調整、相見積もり、契約前の詰め
- 工事・引き渡しフェーズ(4〜6か月)…着工〜上棟〜完成〜引き渡し
「そんなに時間かけたくない…」と思うかもしれませんが、情報整理と比較検討のフェーズをギュッと短くしすぎると、あとからの後悔ポイントが増えやすい印象があります。
逆に、構想・情報整理のフェーズで家族の認識合わせと優先順位づけをしっかりやっておくと、その後の打ち合わせがスムーズに進みやすくなります。
| フェーズ | 主な内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 構想・情報整理 | 家族会議、予算整理、暮らしのイメージづくり | 1〜3か月 |
| 情報収集・絞り込み | 資料請求、展示場・見学会、候補会社の選定 | 3〜6か月 |
| 比較検討・最終調整 | プラン作成、見積もり比較、相見積もり | 3〜5か月 |
| 工事・引き渡し | 着工、上棟、内装工事、完了検査、引き渡し | 4〜6か月 |
ここでの期間はあくまで私の見てきたケースの「一般的な目安」です。
ハウスメーカーや工務店、エリア、構造によって工期は変わりますし、情勢によっても前後します。
正確なスケジュールは必ず各社の公式情報を確認し、最終的な判断は専門家にも相談しながら進めてください。
視覚的にイメージを掴みたい方は、ここに「検討開始〜契約〜着工〜引き渡し」までの流れを一本の線で示したタイムライン図を入れておくと、家族で共有するときにもすごく便利です。
フローチャートを作るときは、この全体フレームに対して「今、自分たちはどの場所にいるのか?」を意識しながらマイルストーンを置いていくと、迷子になりにくくなります。
特に、ローンの本審査のタイミングや、解体・引っ越し・仮住まいが必要な場合のスケジュールも絡んでくるので、ざっくりでいいのでタイムラインを紙に書き出してみるのがおすすめです。
ハウスメーカー選びに疲れた時
ハウスメーカーを真面目に比較し始めると、ほぼ確実に一度は「もう疲れた…何も見たくない…」というゾーンに入ります。
ここまで来ると、情報を足すほど頭が整理されるどころか、どんどん混乱していくんですよね。
週末のたびに展示場を回り、平日の夜はカタログとにらめっこ。気づいたら、家づくりの話になるとため息が出てしまう…という声もよく聞きます。
この「ハウスメーカー選びに疲れた時」にやってほしいことは、がんばって前に進むことではなく、一度立ち止まることです。
疲れた状態でフローチャートを進めようとしても、「もうどこでもいいや」と投げやりな判断をしてしまいがちで、それこそ後悔のもとになってしまいます。
情報デトックスのすすめ
おすすめなのは、1〜2週間くらい、意識的に家づくり情報をシャットアウトすること。
SNSも住宅系ブログも、展示場の見学予約も、いったん全部お休みしてしまいます。
家族との会話も「今日は家の話なしデー」にしてみると、頭の中のモヤモヤが少しずつほどけていきます。
このとき、「休んでいる間に良い土地が売れてしまうかも」と不安になるかもしれませんが、数週間情報を止めたからとって、家づくりが致命的に遅れることはほとんどありません。
それよりも、疲れ切った状態で契約や重要な仕様決めをしてしまうリスクのほうが、よっぽど大きいと感じています。
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原点に戻って「なぜ家を建てるのか」
少し落ち着いてきたら、フローチャートのスタート地点に戻るイメージで、もう一度「そもそも、なぜ家を建てたいのか?」を書き出してみてください。
今の家のどこがつらいのか、どんな暮らし方をしたいのか。
メーカー比較の前に、ここが曖昧なままだと、どの会社を選んでもスッキリしません。
ノートでもメモアプリでもいいので、
- 今の住まいの不満(寒い・暑い・収納が少ない・音が気になる…)
- 新しい家で叶えたいこと(子どもと遊べるリビング、テレワークしやすい書斎など)
- 将来のライフプラン(子どもの成長、親の介護、老後の暮らし方)
こういったことを箇条書きでいいので書き出してみると、「あれ、この部分ってそんなにこだわらなくていいかも」「ここだけはちゃんとお金をかけたいな」といった気づきが出てきます。
疲れているときに大事な契約や仕様決めをすると、後悔しやすくなります。フローチャートに「おやすみルート」を用意しておいて、「しんどくなったら一度戻る」という選択肢を最初から組み込んでおくと安心です。ここ、ほんとに大事ですよ。
予算とこだわりの優先順位整理

フローチャートの入口でいちばん大事なのが、総予算とこだわりの優先順位です。
ここがぼんやりしたまま進むと、途中で「全部ほしい、でも予算オーバー」という袋小路に入りがちです。
逆に、最初にお金の枠とこだわりの強さをある程度決めておけば、「このゾーンの会社から選ぶのが現実的だな」と判断しやすくなります。
総予算は「借りられる額」ではなく「返せる額」
まずは、住宅ローンの事前審査で出てくる「最大いくらまで借りられます」ではなく、毎月いくらなら安心して返し続けられるかを家族で話し合ってください。
教育費や車、趣味、旅行など、家以外に使いたいお金も含めて考えるのがポイントです。
「ローンを返すために暮らしを我慢し続ける」のは本末転倒かなと思います。
住宅ローンの世界では、総返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)という考え方がよく出てきます。
たとえば公的な住宅ローンであるフラット35では、年収に応じて総返済負担率が30〜35%以下であることが基準とされています(年収400万円未満で30%、400万円以上で35%)(出典:住宅金融支援機構「年収による借入額などの制限はありますか。」)。
ただし、これはあくまで「借りられる上限」を決めるための基準です。実際に安心して返し続けられるラインは、家計やライフプランによって変わります。私としては、他のローンや教育費も含めて、できるだけ余裕を持った返済計画を組むことをおすすめしたいです。具体的な金額は、銀行や住宅ローンに詳しい専門家にも相談してみてください。
MustとWantを分ける「優先順位の棚卸し」
次に、やりたいこと・欲しいものを一度全部書き出して、絶対に譲れないMustと、あればうれしいWantに分けていきます。
ここで遠慮せず、いったん「全部ほしいものリスト」を作るのがコツです。
そのあとで「本当にこれはMust?」と自分たちにツッコミを入れていきます。
- Must例…冬でも寒くない断熱性能、家事ラク動線、必要な部屋数、将来の寝室の確保
- Want例…吹き抜け、アイランドキッチン、造作洗面、外観デザインの細かいこだわり、インナーバルコニー
家族で話してみると、「そこまでこだわってなかったかも」「それよりも別のところにお金をかけたい」という本音が見えてきます。
フローチャート上では、まず「予算ゾーン」と「こだわりの強さゾーン」をざっくり決めることで、「ローコスト寄りの会社から選ぶのか」「中〜高価格帯も候補に入るのか」といった大きな方向性が見えてきます。
より詳しい優先順位の考え方は、別記事の積水ハウスの35坪の間取りで後悔しない優先順位の決め方でも整理しているので、具体的なイメージをつかみたいときに役立つと思います。
4つの軸で価値観を診断する
予算とこだわりの大枠が見えてきたら、次は自分たちの価値観を4つの軸で診断してみましょう。
フローチャートの中核になる部分です。
ここがぼやけていると、「あの会社のキャンペーンも良さそう」「こっちのデザインも捨てがたい」と、いつまでも決め切れない状態になりやすいです。
フローチャートで使う4つの診断軸
私がよく使っているのは、次の4つの軸です。
- 性能軸…断熱・気密・耐震などの数値や構造をどこまで重視するか
- デザイン軸…外観や内装、素材感、間取りの自由度へのこだわり
- コスト軸…建物や設備にどこまでお金をかけるか、ローン負担の許容度
- 安心感・ブランド軸…会社の規模、保証、倒産リスクへの不安の強さ
フローチャート上では、「性能>デザイン>コスト」「コスト>性能>デザイン」など、あなたの中の優先順位の並び順をざっくり決めるイメージです。
ここで方向性をはっきりさせておくと、「なんとなく有名だから」という理由だけで候補に入れてしまうことが減ります。

ここに4つの軸(性能・デザイン・コスト・安心感)をレーダーチャートにした図を入れて、「自分はどこが高めで、どこが低めか」を視覚的に見えるようにしておくと、家族間で価値観を共有するときにもかなり役立ちます。
※このバーの長さを自分なりに変えてみると、方向性が見えてきます。
この4軸の考え方は、別記事の住宅会社の選び方で迷わない3つの判断軸ともかなり共通する部分があります。
より深く軸の決め方を知りたい方は、あわせて読んでもらえると、フローチャートの理解が一気に進むと思います。
当ブログ流フローチャートの前提
ここまで読んで「あれ、結局どのハウスメーカーがいいって話じゃないの?」と感じたかもしれません。
ここで、当ブログ流フローチャートの前提をはっきりさせておきます。
このフローチャートは、「あなたにぴったりのハウスメーカーはここです」と断定する診断ツールではありません。
世の中には「あなたに合うハウスメーカーを3秒で診断!」みたいなツールもありますが、正直なところ、家づくりってそんなに単純な話ではないですよね。
- 「ローコスト〜中価格帯が現実的か」
- 「中〜高価格帯も候補に入るか」
- 「性能重視の会社が合いそうか」
- 「デザインや木質感を大事にしたいか」
- 「ブランド・安心感にどこまでお金を払うか」
こういった条件を整理しながら、「自分たちはどのタイプの会社から選ぶのが現実的か」を見える化するための道具としてフローチャートを使っていきます。
つまり、「このフローチャートのゴール=候補2〜3社」くらいの温度感で捉えてもらえるとちょうどいいかなと思います。

この前提を共有したうえで、次の章からは具体的に「タイプ別の比較チャート」や「2〜3社に絞るときの考え方」をフローチャートとセットで整理していきます。
「ピンポイント正解」を当てに行くのではなく、「自分たちの軸に合うゾーンを特定する」ために、一緒にフローチャートを使っていきましょう。
この先に進む前に:紹介割引の「手順」だけ確認
ここから先で資料請求や来場予約に進む前に、紹介割引を使うなら“順番”だけ先に確認しておくのが安全です。
ハウスメーカー選び|フローチャートの使い方

ここからは、実際にハウスメーカー選びのフローチャートをどう使っていくかを、もう少し実務寄りに落としていきます。
価格帯と特徴でタイプ分けした比較チャートのイメージ、住宅メーカーを決めるまでの流れ、2社で迷ったときのチェックポイント、担当者との相性の見極め方、そしてよくある失敗パターンまで一気に整理していきましょう。
タイプ別比較チャートで整理
フローチャートの中盤では、「価格帯×特徴」で会社のタイプをざっくり分類する比較チャートが役に立ちます。
ここではあくまでイメージとして、よくある4タイプを書いておきますね。
「このタイプに完全に当てはまる会社しか選んじゃダメ」という話ではなく、「自分たちはこのゾーンがメインかな」という感覚を持つためのマップです。
| タイプ | 特徴のイメージ |
|---|---|
| ローコスト寄り | 規格プラン多めで価格重視。標準仕様はシンプルだが、工夫次第でコスパは高い。とにかく総額を抑えたい人向き |
| 中価格帯 | 性能・デザイン・価格のバランス型。選択肢が多く、調整しやすいゾーン。こだわりとコストの折り合いをつけやすい |
| 高価格帯 | デザイン性や木質感、ブランド感を重視。外観や内装のこだわりを盛り込みやすく、素材も高グレードになりやすい |
| 高性能寄り | 断熱・気密・構造計算などの数値性能に振ったタイプ。ランニングコストと快適性を重視し、全館空調なども視野に入る |
表だけだとイメージしづらければ、「縦軸=価格帯(ローコスト〜高価格帯)」「横軸=性能・こだわり度(標準〜高性能・高デザイン)」のようなポジショニングマップを描いてみるのもおすすめです。
自分たちの求めるゾーンに丸をつけて、そのエリアに入りそうな会社を探していくイメージですね。
高性能・技術重視
全館空調・断熱
スペック重視派
デザイン・ブランド
邸宅感・素材
世界観重視派
ローコスト・規格
価格最優先
コスパ重視派
バランス型
中価格帯
自由度と価格の両立
フローチャート上では、まず「予算」と「こだわりの強さ」で大きなタイプを決め、そのゾーンの中から2〜3社ピックアップするイメージです。
具体的な坪単価や仕様の違いは会社によってかなり変わるので、ここではあくまで方向性レベルのチャートだと割り切るのがコツです。
「結局どの会社がいいの?」という疑問については、別記事のハウスメーカーは結局どこがいい?後悔しない2〜3社の選び方で、タイプ別にもう少し踏み込んで書いています。
気になる方は、この記事とセットで読んでもらえると、比較チャートの解像度がさらに上がるかなと思います。
住宅メーカーを決めるまでの流れ
次に、フローチャート全体を「住宅メーカーを決めるまでの流れ」として並べ直してみます。だいたい、以下の5ステップに分けて考えると整理しやすいです。
各ステップをフローチャートのかたまりだと思ってもらえるとイメージしやすいですよ。
ステップ1:家族で方向性をすり合わせる
まずは家族会議で、予算感・理想の暮らし・譲れない条件をざっくり共有します。
この段階ではメーカー名を出さなくてOKです。
「どう暮らしたいか」を言葉にすることが大切。ここがブレていると、あとで間取りや設備の話になったときにぶつかりやすくなります。
ステップ2:情報収集と候補ゾーンの仮決め
資料請求やWebでの情報収集をしながら、「ローコスト寄りが現実的そう」「高性能寄りに惹かれる」など、先ほどのタイプ別チャート上での立ち位置を仮決めします。
この段階では「気になる会社リスト」を広めに持っておいてOKです。
ただし、10社・20社と増やしすぎると、情報整理が追いつかなくなるので、最初は5〜7社くらいを目安にするといいかなと思います。
ステップ3:展示場・完成見学会で体感する
展示場や完成見学会で、気になるタイプの会社を数社見て回ります。
このときは、豪華装備よりも構造や標準仕様、担当者の説明の分かりやすさに注目してみてください。
「ここに書いてある標準仕様って、どこまで含まれていますか?」「このモデルハウスの仕様にすると、だいたい総額はいくらくらいになりますか?」といった質問もどんどん投げていきましょう。
ステップ4:2〜3社に絞ってプラン・見積もり比較
「ここかな」と感じた2〜3社に絞って、同じ要望条件でプランと見積もりを出してもらいます。
ここから先は、フローチャートというより比較表の世界になっていきます。
要望を文章でまとめた「依頼シート」を作って配ると、条件を揃えやすくなりますよ。
ステップ5:最終的に1社を決める
性能・価格・デザイン・保証・担当者の相性などを総合的に見て、1社を選んでいきます。
ここで迷ったときの考え方は、次の「2社で迷ったら確認したい軸」で詳しくお話ししますが、フローチャートのゴールは「ここまで来たら、あとは2社を見比べて判断するだけだな」と思える状態まで持っていくことです。
2社で迷ったら確認したい軸

フローチャートを辿っていくと、多くの方が最終的に2社で迷うところまで行き着きます。
ここから先は「診断」ではなく、かなり生々しい比較の世界です。
「どちらも良くて決められない」「片方は安くてもう片方は性能が良い」といった、いわゆる究極の二択に悩むフェーズですね。
チェックしてほしい7つの軸
私がよくおすすめしているのは、次の7項目を横並びで比較することです。
- 構造・性能の数値…断熱性能や耐震等級、メンテナンス周期の違い
- デザインの好みとの相性…長く住んでも飽きなさそうか、自分たちの趣味とズレていないか
- 見積もりの分かりやすさ…一式表記が多すぎないか、説明が丁寧か、質問にきちんと答えてくれるか
- 施工実績…自分たちのエリアや条件に近い実例があるか、実物を見られる機会があるか
- 口コミ・アフターの評判…特に入居後の対応にネガティブが多くないか
- 担当者の対応力…レスポンスの速さ、誠実さ、提案力、相性
- 土地との相性…その会社が得意な土地の条件かどうか(狭小地、変形地、傾斜地など)

たとえば、「A社のほうが少し高いけれど、断熱性能とアフターサービスがしっかりしている」「B社は価格が魅力だけれど、営業担当が少し心配」という状況なら、「自分たちは長期的な安心感とコミュニケーションのストレス、どちらを重く見たいか」という問いに置き換えて考えてみると、答えが見えやすくなります。
住友林業や積水ハウスなど、大手同士で迷っている方は、住友林業と積水ハウスの決め手は?予算・構造・デザインから比較のような記事も参考になると思います。
実際の比較軸がかなり具体的に書いてあるので、「こういう見方をすればいいのか」という気づきが得られるはずです。
担当者との相性を決め手に
実際に家を建てた方の話を聞くと、最終的な決め手は「人」だったというケースがすごく多いです。
どんなに会社としてのスペックが高くても、担当者と噛み合わないと、打ち合わせが苦痛になりがちです。
逆に、多少の仕様差や価格差があっても、「この人となら一緒に家づくりを楽しめそう」と感じられる担当者と出会えたときの満足度はかなり高いです。
優秀な担当者を見抜く質問
私がよくおすすめしているのは、次のような質問を投げてみることです。
- 御社の弱点やデメリットはどこですか?
- 競合の会社と比べたときに、あちらが優れている点は何だと思いますか?
- 入居後にお金がかかりやすいメンテナンス部分はどこですか?
ここで、他社を悪く言わずに自社の弱点も含めてフラットに話してくれる担当者は、かなり信頼度が高いと感じます。
逆に、「うちは全部最高です」「他社はやめたほうがいいですよ」といったトーンが強い場合は、少し警戒したほうがいいかもしれません。

担当者との相性は、数字で測れるものではありませんが、家づくりのストレスに直結する大きな要素です。
フローチャート上でも、最後の「担当者との相性チェック」という分岐を必ず置いておくことをおすすめします。
よくあるハウスメーカー選びの失敗

最後に、フローチャートを作るうえでぜひ知っておいてほしい、よくあるハウスメーカー選びの失敗パターンをいくつか挙げておきます。
「あ、これ自分に当てはまりそう」と感じたら、早めに軌道修正していきましょう。
フローチャート上で「このルートに入りかけているかも」と気づければ、それだけでも十分な価値があります。
失敗例1:展示場で一目惚れして即決
モデルハウスは、ほぼ間違いなくオプション盛り盛りです。
標準仕様と価格帯をしっかり確認しないまま、その場の雰囲気で契約してしまうと、「こんなはずじゃ…」となりやすいパターンです。
特に、吹き抜けや大開口の窓、無垢床や造作家具などは、標準仕様ではなくオプションであることが多いので、「この家と同じグレードにすると総額はいくらくらいですか?」と確認してみてください。
失敗例2:坪単価だけで会社を絞る
広告の坪単価は、標準仕様や諸費用がどこまで含まれているかで大きく変わります。
「安いと思っていたら、最終的には他社とほぼ同じだった」という話も本当によく聞きます。
坪単価はあくまで「建物本体価格÷延床面積」で計算されることが多いですが、メーカーによっては「施工床面積(バルコニーや玄関ポーチ、吹き抜けの一部などを含む面積)」で割って坪単価を出し、見かけの数字を安く見せているケースもあります。
同じ30坪と書いてあっても、「どの面積を基準に計算しているか」「何が価格に含まれているか」が違うと、単純比較ができません。
フローチャート上では、坪単価そのものよりも「総額のイメージ」と「含まれている範囲」を確認するルートを入れておくと、数字に振り回されにくくなりますよ。
失敗例3:性能やメンテナンスコストを軽視
初期費用を抑えることだけを重視して、断熱・気密・外壁や屋根のメンテナンス周期などをあまり見ていなかったケースです。
住み始めてからの光熱費や修繕費が予想以上にかかり、「最初にもう少し考えておけば…」と後悔するパターンですね。
とくに外壁や屋根の塗り替え周期は、10年なのか15年なのか、30年ノーメンテ想定なのかで、長期的な総額がかなり変わってきます。

ハウスメーカー選びのフローチャートに関するよくある質問
Q1. ハウスメーカー選びはいつから始めるべき?
Q2. フローチャート診断をしても決められないときは?
Q3. ハウスメーカー選びに疲れたときはどうしたらいい?
Q4. 2社で迷ったら、最後の決め手は何を重視すべき?
Q5. 比較チャートを作るときのコツはありますか?
ハウスメーカー選びのフローチャートで軸を決める
ここまで、ハウスメーカー選び フローチャートを「正解を当てる診断」ではなく、「自分たちの軸を決めるための道具」として使う考え方をお話ししてきました。
最後に、この記事の内容を改めて整理しておきますね。
もう一度、この記事のスタンスをまとめると、こんな感じです。
まとめ
- フローチャートで「このメーカーが正解」とは決めつけない
- 予算・こだわり・性能・ブランド感などの条件を整理して、「自分たちに合いそうなタイプの会社のゾーン」を絞る
- そのゾーンから2〜3社を候補にして、プラン・見積もり・担当者の相性を比較する
- 最終的には、数値だけでなく「ここなら任せられる」という感覚も大事にして1社を選ぶ
フローチャートはゴールではなく、スタートラインをはっきりさせるためのツールです。
軸さえ決まってしまえば、あとはそのゾーンの中でじっくり話を聞き、相見積もりを取りながら、自分たちにとっていちばん納得できるパートナーを見つけていく流れがいちばん現実的だと思います。
相見積もりの具体的な取り方やタイミングについては、注文住宅の相見積もりの取り方とタイミングで失敗しないコツで詳しく解説しています。
フローチャートで候補を2〜3社まで絞れたら、次のステップとしてぜひ読んでみてください。
この記事が、あなたのハウスメーカー選びの迷路にちょっとした道しるべを足すことができていたらうれしいです。
焦らず、でも立ち止まりすぎず、あなたと家族にとってちょうどいいペースで家づくりを進めていきましょう。
診断や分布図で、候補のメーカーは見えてきましたか?
ある程度絞り込めたら、次は「展示場での比較」や「正しい商談の進め方」を知る必要があります。
診断結果を無駄にしないために、契約までの完全ロードマップで、次のステップを確認しましょう。
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【決定版】ハウスメーカーの選び方ロードマップ|工務店との違いから「優秀な営業マン」の見つけ方まで
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まずは「資料請求・来場予約の前にやること(順番)」だけ押さえておけばOKです。
そのうえで、メーカー選びや予算の考え方を第三者に整理してもらいたい方は、相談所を“次の選択肢”として使うのもアリです。
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「ハウスメーカーも工務店も多すぎて、正直どう選べばいいか分からない…」
「予算やローンの組み方がこれで合っているのか不安…」
そんなときは、住宅のプロに一度“頭の中の整理”を手伝ってもらうのもアリです。
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【重要】失敗しないための「正しい順番」
STEP 1. まずは「担当者」を確保
相談所や展示場に行く前に、まずは積水ハウスの「オーナー紹介割引制度」に登録して、優秀な営業担当と割引の権利を確保してください。
※これを後回しにすると、割引が適用されなくなります。
STEP 2. 予算の「答え合わせ」
必要な方は紹介された担当者からプランや見積もりが出たら、その金額が適正かどうか、第三者(相談所)に「セカンドオピニオン」をもらいましょう。
無理なローンを組まないための「資金計画のチェック」としても使えます。
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