こんにちは。ヤネウラログ、運営者のイエ吉です。
今まさに、住友林業や積水ハウスのどちらにしようか、その決め手でぐるぐる悩んでいないでしょうか。
ネットで住友林業と積水ハウスの比較や違いを調べても、どっちがおすすめか、どっちがいいのか、いろんな意見があって余計迷ってしまいますよね。
しかも、坪単価や価格の比較、評判や口コミを追いかけていると、「このまま決めて後悔しないかな…」という不安も出てくると思います。
ハウスメーカー比較のブログや体験談を読んでも、自分たちのケースにそのまま当てはまるとは限らないので、モヤモヤが残りやすいところです。
実際、展示場に行くとどちらのモデルハウスも素敵で、営業さんの説明も上手なので、「今日はテンション上がったけど、冷静に考えたらどう判断すればいいの?」となりがちです。
家づくりって、情報が多いのに「自分たちにとっての正解」がどこにあるかは誰も教えてくれないので、ちょっとしんどいですよね。
この記事では、住友林業と積水ハウスの違いや決め手になりやすいポイントを整理しながら、「あなたの家づくりにとっての決め手はどこか?」を一緒に言葉にしていきます。
スペックの優劣をつけるというより、どんな暮らしをしたいか、どこに価値を感じるかを軸にして、後悔しにくい選び方を考えていきますね。
読み終わるころには、「数字だけじゃなくて、こういう視点で住友林業と積水ハウスを見比べればいいんだな」とスッキリ整理できて、最終的な決断に一歩踏み出しやすくなるはずです。
ポイント
- 住友林業と積水ハウスの構造とデザインの違い
- 坪単価や価格イメージ、どちらが高くなりやすいか
- 断熱・メンテナンス・ランニングコストの考え方
- 自分たちにとっての決め手を見つける具体的な手順
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住友林業と積水ハウスの決め手を整理

ここでは、住友林業と積水ハウスの大きな違いをざっくり整理しながら、「何を決め手にすると選びやすいか」を見ていきます。
スペック合戦に入り込む前に、構造・デザイン・価格・性能・将来のメンテナンスという軸で全体像をつかんでおくと、あとからの相見積もりや打ち合わせ内容も整理しやすくなりますよ。
特に大事なのは、「なんとなくの雰囲気が好き」という感覚レベルの好みを、できるだけ言葉にしていくことです。
なんとなくを言語化していくと、「あ、私は木の落ち着いたリビングがいいんだな」「外観は重厚感よりも優しい雰囲気が好きかも」といった、自分たちの軸が見えてきます。
ここが見えてくると、メーカー選びの迷い方もだいぶ変わってきます。
構造とデザインの違い整理
まず押さえておきたいのが、構造とデザインの方向性です。
ここが合うかどうかで、毎日の「住み心地の雰囲気」がけっこう変わります。
構造は地震に対する安心感や間取りの自由度に、デザインは日々のテンションや落ち着きやすさに影響してくるので、少しだけ腰を据えて見ていきましょう。
構造のざっくりイメージ
住友林業は、木造専門のハウスメーカーです。
看板商品はビッグフレーム構法(BF構法)というオリジナルの木造工法で、太い柱フレームを使って大開口や大空間をつくりやすいのが特徴。
木造ですが、耐震等級3相当を目指しやすい、高耐震な構造になっています。
一般的な在来木造に比べて構造上の制約が少ないので、「柱や耐力壁の位置に縛られず、LDKを広々と取りたい」というニーズにも応えやすいです。
また、木造ならではのメリットとして、構造材も含めて木に囲まれた空間になりやすい点があります。
構造と内装の一体感が出しやすいので、設計とインテリアをセットで考えると、より住友林業らしい家になりやすいですね。
一方の積水ハウスは、木造(シャーウッド)と鉄骨の両方を扱っています。
木造シャーウッドも耐震性に優れた独自構法で、メーターモジュール(1メートル単位で空間設計を行う考え方)を採用しているため、廊下や階段、トイレなどが少しゆったり取りやすいのが特徴です。
子育て期から老後までの長いスパンで見ると、「少し広めの廊下やトイレ」がじわじわ効いてくるんですよね。
さらに、鉄骨を選べばよりダイナミックな大空間やスパンの大きな間取りも検討できます。
2階リビングでドーンと大開口を取りたいとか、ビルトインガレージと一体感のあるLDKにしたいといった要望にも、構造的に対応しやすいのが鉄骨の強みです。
「木造か鉄骨かも含めて選びたい」という方には、選択肢の広さが魅力ですね。
デザインの雰囲気の違い
デザインの傾向は、かなりはっきり分かれます。
ここはもう、理屈というより「写真を見た瞬間の好き嫌い」に近い部分もあるので、カタログや施工事例を見ながら自分の好みを確認してみてください。
住友林業は、室内の木質感がとにかく得意です。
無垢床や木目のきれいなフローリング、造作家具など、「木に包まれる感じのインテリア」が好きなあなたにはかなり刺さると思います。
照明もダウンライトや間接照明をうまく組み合わせて、落ち着いたカフェのような雰囲気をつくるのが上手です。
外観は吹付塗装(シーサンドコートやSODOなど)を使った、やわらかく上品な雰囲気の家が多く、和モダンや北欧寄りのテイストとの相性がいいですね。
積水ハウスは、重厚感のある外観が得意です。
陶版外壁ベルバーンの存在感はやっぱり強くて、どっしりとした邸宅感を出したい人にはハマります。
シンメトリーなファサードや、水平ラインを強調したモダンデザインなど、「街並みの中で見栄えする家」を意識したプランが多い印象です。
標準から天井高2.7mなど、「ゆったり天井が高くて、窓も大きい開放感のある家」というイメージが近いかなと思います。
内装も、タイルや石調の素材を使ったホテルライクなテイストや、白とグレーをベースにしたスタイリッシュな雰囲気が得意です。
「木も好きだけど、それ以上に外観のカッコよさにテンションが上がる」というあなたには、積水ハウス寄りかもしれません。
ざっくり言うと
- 木に包まれる質感や落ち着いた雰囲気を重視 → 住友林業寄り
- 外観の迫力や大開口・天井高などの開放感を重視 → 積水ハウス寄り
こんな感じで、「どんな雰囲気の家に住みたいか」を決め手のひとつにしてみると、選びやすくなります。図面やスペック表だけではなく、完成事例の写真をたくさん見て、「毎日ここに帰ってきたいと思えるのはどっちか?」という感覚も大事にしてみてくださいね。
坪単価を比較
おそらく一番気になるのが坪単価や総額ですよね。
ここは正直、「ケースバイケース」が大前提ですが、一般的なイメージとしてのレンジを押さえておくと、営業さんの見積もりを見たときに「高いのか安いのか」の感覚をつかみやすくなります。
とはいえ、坪単価の数字だけ追いかけると危険なので、注意ポイントもセットでお話ししていきます。
ざっくりとした坪単価の目安
あくまで私が見てきた範囲の一般的な目安ですが、最近の傾向はこんなイメージです。
| メーカー | 坪単価の目安 | 特徴のざっくり感 |
|---|---|---|
| 住友林業 | おおよそ85〜110万円前後 | 木質感や設備を上げると伸びやすい |
| 積水ハウス | おおよそ75〜135万円前後 | グレードを上げると一気に高級ゾーンに |
※数字はあくまで目安であり、建てる時期・地域・プラン・キャンペーン等で大きく変わります。
ここで大事なのは、坪単価だけを見て「どっちが安い・高い」と決めに行かないことです。
同じ坪単価でも、標準でどこまで含まれているかがメーカーによって違うからですね。
たとえば、窓のグレード・サッシの材質・室内ドアの仕様・キッチンやお風呂のグレードなど、「標準」と呼んでいる範囲が各社でけっこう違います。
また、「延床面積の取り方」でも坪単価は変わります。
玄関ポーチや吹き抜けの扱い、ガレージ部分をどうカウントするかなど、細かいルールの違いで坪単価が1〜2万円程度上下することも普通にあります。
なので、坪単価を比べるときは、数字そのものよりも「何が含まれた上での坪単価なのか?」を確認したほうが、有意義な比較になりますよ。
費用を見るときのコツ
費用を見るときは、次の3点をセットでチェックするのがおすすめです。
ポイント
- 本体価格だけでなく、付帯工事・外構・諸費用まで含めた総額
- 標準仕様でどこまで入っているか(床材・設備・窓など)
- 10年後・20年後までのメンテナンス費用のイメージ
例えば、A社の坪単価が95万円でB社が100万円だったとしても、A社は外構や照明・カーテンがほぼ別途、B社はかなり含まれている…となれば、総額としてはB社のほうが安くなる可能性もありますよね。
見積もり表をもらったら、「別途工事」「オプション」「施主支給」と書かれている部分をチェックして、どこまでが家の価格に入っているのかを確認してみてください。
それから、坪単価は「建物だけ」で計算されることがほとんどですが、
実際には
- 地盤改良費
- ライフラインの引き込み費用
- 外構工事(駐車場・アプローチ・フェンスなど)
- 登記費用や火災保険料、ローン諸費用
といったものもすべて含めたうえで、トータル予算を考える必要があります。
「坪単価だけ見ていたら、諸費用で数百万円オーバーした」というケースは本当に多いので、ここは意識しておきたいところです。

価格はどちらが高い

「結局どっちが高いの?」という質問もよくありますが、正直なところプラン次第で逆転も普通にありえる、というのがリアルな答えかなと思います。
SNSや口コミで「うちは住友林業のほうが高かった」「いや、積水ハウスがダントツだった」と両方の声があるのは、その人の要望や土地条件が全然違うからなんですよね。
傾向としては積水ハウスがやや高めになりやすい
同じような要望・同じような規模で相見積もりを取ると、体感的には積水ハウスのほうがやや高く出るケースが多い印象です。
特にベルバーン外壁や高グレード仕様、大開口サッシをガンガン入れていくと、総額がぐっと上がりやすいですね。
鉄骨を選ぶと、木造より構造コストが上がる分、どうしても価格帯は高めに振れやすくなります。
一方で、住友林業も木質感や設備にこだわり出すと一気に上がります。
無垢床を広い範囲で採用したり、造作家具を増やしたりすると、「あれ、こんなにいった?」となりがちです。
特に、LDK+廊下+寝室など、1階ほぼ全面を無垢床にすると、フローリングをグレードアップした分だけ、じわじわ金額が積み上がっていきます。
キャンペーン・値引き・土地条件でいくらでも変わる
もうひとつ押さえておきたいのが、「キャンペーンや土地条件で総額はいくらでも変わる」という点です。
たとえば
- 大規模分譲地でまとめて建てる案件は、単独の注文住宅より単価が抑えられることがある
- 決算期や展示場建て替えなど、タイミングによって値引き幅が大きくなることがある
- 変形地や傾斜地など、基礎や造成にお金がかかる土地だと、建物本体以外の部分で差が出る
などなど。
同じメーカーでも「この分譲地で建てるか」「このタイミングで契約するか」によって、見積もりの出方がガラッと変わることがあります。
なので、X社は高い・Y社は安いと単純に決めつけず、「自分たちの条件で具体的に見積もりを取ったらどうか」を見ていくのが大事ですね。
大事なのは「高いか安いか」より「納得できるか」
私の感覚では、住友林業も積水ハウスも「安さ」で選ぶメーカーではないんですよね。
どちらも上位クラスのハウスメーカーなので、価格だけを見れば正直どこも高いです。
建売やローコストメーカーと比べれば、「え、倍近く違う…」というケースも普通にあります。
なので、
決め手として意識したいのは
- 提示された金額に対して「この仕様なら納得できる」と思えるか
- その金額がライフプラン(教育資金や老後資金)と両立できるか
- 同じ予算なら、どちらのプランがワクワクするか・ストレスが少ないか
このあたりです。
極端な話、仕様を削ればどのメーカーでも安くできますし、オプションを盛ればどこでも高くなります。
その中で、「この金額なら、この暮らしが手に入るなら、頑張って払っていこう」と思えるかどうか。
ここが、数字以上に大事な決め手になってくると感じています。
費用の考え方を整理したいときは、住宅会社そのものの選び方の軸をまとめた住宅会社の選び方で迷わない3つの判断軸も、合わせて読んでみてください。
数字の比較だけでは見えてこない「心の折れにくさ」みたいな部分も、少し整理しやすくなると思います。
断熱性能を比較
断熱性能は、光熱費や住み心地に直結するポイントです。
「冬に足元が冷えないか」「夏に2階がサウナにならないか」といった不安は、多くの人が共通して持っているところですよね。
ただ、住友林業と積水ハウスだけを比べると、どちらもかなり高水準なので、「どっちかがダメ」という話にはなりません。
断熱仕様のざっくり違い
住友林業は、屋根・壁・床をしっかり囲う360度断熱のような考え方で、高い断熱等性能等級を取りにいきやすい仕様です。
屋根断熱と天井断熱の組み合わせや、基礎断熱・床断熱の選択肢など、地域やプランに応じたバリエーションも持っています。
UA値(外皮平均熱貫流率)も良好な水準が狙えるように設計されており、「木造だけどしっかり暖かい家」を目指しやすいですね。
積水ハウスも、断熱等性能等級5(地域によってはそれ以上)に対応できる仕様で、高性能な断熱材やサッシを標準から用意しています。
特に樹脂サッシや高性能ガラスを採用すると、窓まわりの冷え・暑さが軽減されて、体感の快適度がグッと変わります。
鉄骨の場合でも、外張り断熱や充填断熱を組み合わせることで、木造と遜色ないレベルの断熱性能を狙っていくことができます。
なお、耐震等級や断熱等性能等級などの等級は、国が定める住宅性能表示制度の中で整理されています。
詳しくは、国土交通省が公開している住宅性能表示制度の解説ページ(出典:国土交通省 住宅性能表示制度)も参考になると思います。
断熱は「仕様書」より「プラン」で決まる部分も大きい
注意したいのは、断熱性能はカタログスペックだけでは語れない、という点です。
どれだけ良い断熱材やサッシを使っていても
- 吹き抜けの大きさ
- 窓のサイズと配置
- 方角・日射の取り入れ方
- エアコンの台数や配置
こういった要素で、同じメーカー・同じ仕様でも「暖かさ・涼しさ」がかなり変わることがあります。
南向きの大開口をドーンと取れば冬は暖かいですが、夏場は日射遮蔽をきちんと考えないと暑さの原因にもなります。
吹き抜けも開放感が出る反面、冷暖房効率にはマイナスに働くこともあるので、設計段階でのバランス感覚が大事ですね。
また、断熱性能は「家全体の性能」と「部分的な弱点」の両方を意識する必要があります。
例えば、玄関ドアや勝手口ドア、浴室の窓などは、性能の低いものを選ぶとそこだけ冷気・熱気の通り道になってしまうこともあります。
打ち合わせのときに、家全体のUA値や断熱等性能等級だけでなく、「窓やドアのグレードはどの程度のものを入れる想定か」も確認しておくと安心です。
なので、「このメーカーなら絶対に快適」というより、「このプラン・この仕様の組み合わせで、自分たちの暮らし方にとって快適かどうか」を見ていくのが大事ですね。
気になるときは、冬の宿泊体験会や完成見学会などで、実際の室温やエアコンの効き方を体感してみるのもおすすめです。
ランニングコストを比較

建てたあとのランニングコストは、「光熱費」と「メンテナンス費」に大きく分けて考えると整理しやすいです。
どちらのメーカーで建てても、それなりに初期費用はかかりますが、その後の30年・40年でどれくらいお金が出ていくかをイメージしておくと、「今どこに投資するべきか」の判断がしやすくなります。
光熱費に関わるポイント
光熱費に関しては
- 断熱性能(外皮性能)
- 気密性
- 窓の性能
- エアコン・給湯器・換気システムなど設備の性能
こういったものが効いてきますが、住友林業も積水ハウスも、ここは上位クラスなので、きちんと設計すれば「どちらだから極端に光熱費が高い・安い」という差は出にくいと感じています。
それよりも、家族の生活スタイル(在宅時間の長さ・部屋数・エアコンの使い方)や、太陽光発電・蓄電池の有無などのほうが光熱費への影響が大きいことも多いです。
むしろ、南面の大開口をどう扱うか、吹き抜けをどれくらい取るか、日射遮蔽をどうするか、といった設計面の工夫のほうが響きやすいですね。
大きな窓は気持ちいいですが、西日がガンガン入る位置に大開口をつくると、夏の冷房費がかさみやすくなります。
庇や軒、外付けブラインド、植栽などをうまく組み合わせることで、快適さと省エネの両立を狙っていくのがポイントです。
メンテナンスまで含めたランニングコスト
ランニングコストという意味では、外壁・屋根・バルコニーなどのメンテナンス費用も見逃せません。
- 住友林業の吹き付け外壁:再塗装のタイミングや費用感
- 積水ハウスの陶版外壁:塗り替え不要だが、ほかの部分のメンテ費用
- 屋根材やシーリングの耐久年数
例えば、塗り替えが必要な外壁の場合、足場代も含めてまとまった費用がかかります。
一方、タイルや陶版外壁のように塗装不要の素材を選ぶと、初期費用は高くなりやすいですが、長期的にはメンテナンス費用を抑えやすいこともあります。
ただし、その場合でも屋根やバルコニー防水、シーリングなどほかの部分はメンテナンスが必要になるので、「外壁だけ見ればお得」とは言い切れません。
このあたりは、30年・40年スパンでのトータルコストをどう見積もるかで評価が変わります。
とはいえ、将来の物価や人件費、材料費の高騰も読みにくいので、ここでは「どちらが絶対得」とまでは言い切れません。
できることとしては
- 10年ごと・20年ごとに想定されるメンテナンス工事の内容を確認する
- ざっくりの費用レンジを教えてもらう(あくまで概算)
- 保証延長の条件と、そのために必要な工事を把握する
といった情報を集めておき、将来の家計へのインパクトをイメージしておくことですね。
ランニングコストを重視するなら、契約前の段階で「この仕様だと、10年後・30年後にどんなメンテナンスが必要で、ざっくりいくらぐらいを見ておくべきか?」を営業さんに遠慮なく聞いておくのがおすすめです。
一条工務店も加えて比較すると
「どうせなら、一条工務店も含めて比較しておきたい」という方も多いと思います。
住宅系のSNSやブログでも、この3社を一緒に検討しているパターンをよく見かけますよね。
ここではざっくり、住友林業・積水ハウス・一条工務店の違いを整理しておきます。
それぞれのざっくりキャラ分け
- 住友林業:木の質感と設計自由度、インテリア重視の人向き
- 積水ハウス:外観の迫力・分譲地・総合バランス重視の人向き
- 一条工務店:断熱性能と標準装備の充実度をコスパ重視で求める人向き
一条工務店は、高性能な断熱・窓・設備を標準にギュッと盛り込んだ「性能特化型」の色が強いメーカーです。
高断熱・高気密+全館床暖房+ハイグレードな設備を「最初からセット」で入れてくるスタイルなので、「オプションをいろいろ選ぶのが面倒」「性能面はある程度お任せしたい」というあなたには向いているかもしれません。
その分、間取りやデザインの自由度は、住友林業や積水ハウスと比べて制限を感じる場面もあります。
「この壁は構造上抜けません」「この窓のサイズは変更できません」といった制約が増えやすいので、細かいデザインや空間演出にこだわりたい人には少し窮屈に感じることもあると思います。
どれが優れているというより
- 「とにかく冬暖かい家がいい」を最優先するなら一条工務店寄り
- 「性能も大事だけど、間取りやデザインにこだわりたい」なら住友林業・積水ハウス寄り
という感じで、自分たちの優先順位と照らし合わせて考えてみると、決め手が見えやすくなります。
例えば
- 共働きで在宅時間が長く、冬の朝晩の寒さがとにかくイヤ → 性能重視の一条工務店に魅力を感じやすい
- 人を呼ぶことが多く、インテリアや外観の雰囲気にこだわりたい → 住友林業や積水ハウスの提案力が活きやすい
といったように、「暮らし方」と結びつけて考えるのがポイントです。
もし3社を同時に相見積もりするなら、「誰のどの提案が一番ワクワクしたか」「誰と一緒に打ち合わせを続けたいか」という感覚も、最後の決め手として大事にしてみてください。
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住友林業と積水ハウスの決め手の結論

ここからは、「実際にどう比較していけばいいのか」「決め手をどうやって見つけるのか」という話に入っていきます。
住友林業か積水ハウスかの勝敗をつけるというより、自分たちの価値観と一番ズレが少ない会社を選ぶためのステップを整理していきますね。
ハウスメーカー選びで一番しんどいのは、「どこも良さそうだからこそ決めきれない」という状態です。
そこで、ここからは少し具体的な行動レベルの話に落としていきます。
「何から始めればいいかわからない」というあなたは、このステップをそのまま真似してもらえれば大丈夫です。
相見積もり活用
住友林業と積水ハウスで迷っているなら、相見積もりはほぼ必須かなと思っています。
ただし、取り方を間違えると、かえって比較しづらくなるので注意が必要です。
なんとなく展示場巡りをして、流れで見積もりをもらってしまうと、「そもそも条件がバラバラで比較にならない」という事態になりがちです。
相見積もりのときにそろえたい条件
できるだけ「条件をそろえた」相見積もりにするために、次のようなポイントを事前に決めてから依頼するのがおすすめです。
- おおよその予算上限と、どうしても外せない要望(例:4LDK+書斎、吹き抜け1カ所など)
- 同じ敷地条件の図面(できれば測量図や土地資料)
- 外構費をどこまで含めるか
- 太陽光発電や蓄電池を含めるかどうか
これらがバラバラだと、見積もりが「リンゴとみかん」状態になってしまい、「結局どっちが高いのかわからない…」となりがちです。
できれば、「同じ土地・同じ要望・同じ部屋数・同じ延床面積」を前提にして、各社にプランと見積もりを出してもらうと比較しやすくなります。
また、相見積もりのタイミングも大事です。
展示場で軽く話を聞いていきなり見積もりを出してもらうより
- ざっくりヒアリング → ラフプラン
- ラフプランをもとに要望のすり合わせ
- たたき台の正式プラン+概算見積もり
くらいのステップを踏んだほうが、「自分たちの希望がどこまで反映されているか」がわかりやすいです。
あまりに早い段階の見積もりは精度が低いので、「参考程度」と割り切って見ておきましょう。
金額だけでなく「提案の質」と「相性」も見る
相見積もりでは、金額だけでなく
- 要望をどれだけ図面に落とし込んでくれているか
- 生活動線や収納の考え方の提案があるか
- 質問へのレスポンスの速さ・丁寧さ
こういったポイントもよく見ておくと、「この担当者さんとなら長く付き合えそうだな」という感覚が掴みやすくなります。
特に、打ち合わせでの「聞き方」「質問の仕方」は重要です。
こちらの不安や疑問を一つひとつ拾い上げてくれる人か、数字や専門用語ばかり並べてくる人かで、打ち合わせのストレスは大きく変わります。
相見積もりの目的は、「どちらかを値引きさせるための交渉材料にする」というより、「自分たちの要望に対して、どの会社がどう応えてくれるかを比較すること」だと考えています。
そのうえで、最終段階で値引き交渉をするのは全然アリですが、「値引き額だけ」で決めてしまうと、後からモヤモヤが残りやすいので注意したいですね。
紹介制度やオーナールートが気になる場合は、制度の仕組みや使いどころをまとめたハウスメーカーの紹介制度はあとからでも本当に使えるのか徹底解説も参考になると思います。
紹介制度の有無だけで判断せず、「紹介を使ってでもこのメーカーで建てたいか?」という視点で考えるとブレにくいです。
メンテナンス性を比較
「建てて終わり」ではないのが注文住宅です。
長く住むことを考えると、メンテナンスや保証は立派な決め手のひとつになります。
特に30年・40年先を見据えたとき、「どこまでメーカーに頼るか」「どこからは地元工務店などに任せるか」といったスタンスも含めて考えると、選び方の解像度が上がってきます。
保証期間と点検のイメージ
ざっくりとした違いとしては
- どちらも構造躯体・防水で初期30年保証クラスの制度を用意している
- 一定の点検・有料メンテナンスを行うことで、保証延長(最大60年・永年など)の仕組みがある
- 定期点検が無料で受けられる期間や回数に、メーカーごとの違いがある
といった感じです。
細かい条件は約款に書かれているので、「どんなメンテナンスをすれば、どこまで保証が続くのか」は必ず確認しておきましょう。
例えば、「10年点検で指摘された〇〇の補修を行わないと、構造の保証延長ができない」といった条件がある場合もあります。
また、設備機器(給湯器・エアコン・キッチン・お風呂など)の保証期間や、延長保証サービスの有無もチェックポイントです。
構造部分と違って、設備は10〜15年くらいで交換前提のものも多いので、「初期費用+将来の交換費用」をセットでイメージしておくと安心です。
メンテナンスをどう決め手にするか
メンテナンスを決め手にするときは
- 10年ごと・20年ごとにどんな工事が想定されているか
- その工事をメーカー経由で頼んだ場合のざっくり費用感
- 保証を延長しないという選択をしたときに何が変わるか
このあたりを押さえておくと、比較しやすくなります。
「長期保証」と聞くと安心感がありますが、その裏側では「保証を維持するためのメンテナンス工事」がセットになっていることが多いです。
そこに納得できるかどうかを見ていきたいですね。
例えば
- 多少メンテナンス費用がかさんでも、メーカーの長期保証に乗っかっていきたい
- 保証はほどほどで良いので、将来的には地元の業者にも相談しながら柔軟にメンテしたい
など、自分たちのスタンスをイメージしておくと、「この保証制度は自分たち向きかどうか」が見えやすくなります。
保証制度の考え方全体を整理したいときは、ハウスメーカーの長期保証はいらない派と必要派の違いを徹底整理もセットで読んでおくと、判断材料が増えるはずです。

住友林業を選ぶならもったいないと感じる時

せっかく住友林業を選ぶなら、「それ、ちょっともったいないかも…」という状態は避けたいですよね。
ここでは、私が個人的に「住友林業を活かしきれていないかも」と感じやすいポイントを挙げてみます。
ここを意識しておくだけでも、「住友林業にした意味」をしっかり感じやすくなると思います。
木質感を活かせていないプラン
住友林業の大きな魅力は、やはり木の質感です。
ところが
- 床をほとんどフロアタイルやクッションフロアで済ませてしまう
- 造作家具をあまり使わず、既製品家具ありきで設計してしまう
- 天井の木質仕上げやアクセントをほぼ採用しない
といった感じでまとめてしまうと、「それなら別のメーカーでも良かったのでは?」という印象になることがあります。
もちろん、予算との兼ね合いもあるので全部を木にする必要はありませんが、「ここだけは木にしておきたい場所」を絞ると、メリハリのあるプランになりますよ。
例えば
- 家族が一番長く過ごすLDKの床だけは無垢にする
- テレビ背面の壁や天井の一部を板張りにして、空間の「顔」をつくる
- ダイニングの造作カウンターやスタディコーナーに木を使う
といった感じです。
全部をグレードアップしようとすると一気に予算オーバーになるので、「ここだけは譲らない」ポイントを2〜3カ所に絞って、そこに集中的に投資するイメージで考えてみてください。
設計自由度をあまり使わずに終わる
住友林業は設計の自由度が高く、LDKのつながり方や視線の抜け方、吹き抜けの取り方など、かなり攻めたプランも検討できます。
それなのに
- 「とりあえずオーソドックスで」と深掘りせずに間取りを決めてしまう
- 打ち合わせ回数を抑えたいからと、早めに妥協してしまう
といった形で終わると、やっぱり少しもったいないなと感じます。
もちろん、家づくりの過程で疲れてくる気持ちもすごくわかるのですが、「あと1回だけ、別パターンも見せてもらえますか?」とお願いするだけでも、グッと印象が変わることがあります。
おすすめなのは
- 最初のプラン:要望を素直に反映した「ストレート案」
- 別案:少し遊び心を入れた「チャレンジ案」
の2パターンを見せてもらうことです。
チャレンジ案をそのまま採用しなくても、「この考え方だけ取り入れたい」「ここはベース案のほうがいい」など、要素ごとの取捨選択がしやすくなります。
結果として、「住友林業らしさ」と「自分たちの暮らしやすさ」のバランスが取りやすくなりますよ。
もちろん、全力でこだわりを詰め込めばいいというものでもありませんが、「住友林業を選んだからこそできること」を一度は担当者に出してもらうのはおすすめです。
そのうえで、予算とのバランスを見ながら削っていくと、納得感のある取捨選択がしやすくなります。
どっちがいい?選び方は?
ここまで見てきたように、住友林業も積水ハウスも、それぞれ強みがはっきりしていて、どちらも「正解になりうるメーカー」です。
そのうえで、どうやって自分たちの答えを出すか。
私なりのステップをまとめておきます。
悩みすぎて動けなくなっているときの「道しるべ」として使ってもらえたらうれしいです。
ステップ1:自分たちの「決め手」を言葉にする
まずは、次のような軸で「何を優先したいか」を家族で話してみてください。
- 木の質感・インテリアの雰囲気
- 外観の迫力・重厚感
- 構造(木造か鉄骨か)
- 開放感(天井高・吹き抜け・大開口)
- 初期費用とランニングコストのバランス
- メンテナンスや保証への安心感
- 担当者との相性・打ち合わせのしやすさ
この中から「上位3つ」を出してみると、一気に選びやすくなります。
「全部大事です」となってしまうといつまでも決められないので、「あえて順位をつける」と決めて話してみるのがおすすめです。
ざっくりでもいいので、「1位はこれ」「2位はこれくらい」という感覚を共有できると、夫婦間での方向性のズレも減りますよ。
ステップ2:両社でプラン・見積もり・人を比較する
次に、住友林業と積水ハウスの両方で、
- 間取りプラン
- 見積もり
- 担当者の対応
この3つをセットで比較します。
大事なのは、「数字の比較」だけでなく「打ち合わせのストレスの少なさ」や「一緒に家づくりしたいと思えるか」という感覚も含めて総合評価することです。
毎週のように顔を合わせて打ち合わせする相手なので、相性が悪いとそれだけで家づくりがしんどくなります。
比較するときは、こんなチェックリストを使ってみるのもおすすめです。
おすすめ
- プラン:自分たちの要望がきちんと反映されているか
- プラン:暮らしのイメージが具体的に湧くか(生活動線・収納など)
- 見積もり:予算の範囲内に収まっているか、オーバーしても調整の余地がありそうか
- 担当者:話しやすいか・質問しやすいか・誠実さを感じるか
このあたりを、夫婦でそれぞれ5段階評価してみると、「意外とこっちのほうが総合点高いね」という発見があったりします。
ステップ3:不安をつぶしたうえで「納得できるか」で決める
最後は、「残っている不安がどれくらいあるか」をチェックしてみてください。
- 将来の支払いに対する不安はないか
- 性能面で「ここだけはもう少し確認したい」という部分はないか
- 担当者に対する引っかかりが残っていないか
こうした不安をひとつずつ潰していき、それでもう一度プラン・金額・担当者を見たときに、「それでもやっぱりこっちがいい」と思えたほうが、あなたの答えだと思います。
完璧に不安ゼロの状態で契約するのはなかなか難しいですが、「残っている不安は許容できるレベルか?」という問いを自分に投げてみると、決めやすくなりますよ。
住友林業と積水ハウスの決め手に関するよくある質問
Q1. 住友林業と積水ハウスの一番の違いは?
Q2. 坪単価や価格はどちらが高くなりやすいですか?
Q3. 断熱や光熱費は住友林業と積水ハウスで差がありますか?
Q4. 住友林業 積水ハウス 決め手が見つからないときの選び方は?
Q5. 一条工務店も候補ですが、どう比較したらいいですか?
住友林業と積水ハウスの決め手を総括
最後に、この記事全体のポイントをギュッとまとめます。
住友林業も積水ハウスも、どちらも品質・性能・提案力の高いハウスメーカーです。住友林業か積水ハウスかの決め手は、「どちらが優れているか」ではなく、「あなたの優先順位とどちらが一番ズレが少ないか」だと、私は考えています。
まとめ
- 木の質感・インテリア・設計自由度を重視するなら、住友林業が候補に入りやすい
- 外観の重厚感・開放的な空間・分譲地や土地探しの強さを重視するなら、積水ハウスが候補に入りやすい
- 価格や坪単価はあくまで目安で、総額・標準仕様・メンテナンスまで含めて比較する
- 最終的な決め手は、プラン・見積もり・担当者の相性を合わせた「納得感」
住友林業も積水ハウスも、どちらも「家づくりの正解」になりうるメーカーです。
大事なのは、情報と見積もりを比べたうえで、自分たちの価値観と一番フィットする選択肢を選べたと胸を張って言えるかどうか。
そのために、構造・デザイン・予算・メンテナンス・担当者の相性という「自分たちの決め手」を最初に言葉にしておくことが、いちばんの近道だと思っています。
なお、この記事で紹介した金額や性能の数値は、すべて一般的な目安に過ぎません。
正確な情報や最新の条件は、必ず各社の公式サイトやカタログ、担当者からの説明で確認してください。
また、資金計画やローン、税制優遇などについては、ファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家に相談のうえ、最終的な判断をしていただくのが安心です。

家づくりは長く続くプロジェクトなので、途中で疲れてしまうこともあると思います。そんなときは、
- 一度情報収集の手を止めて、夫婦で「どんな暮らしがしたいか」を雑談してみる
- 展示場よりも、実際の入居済み宅や完成見学会でリアルなサイズ感を体感する
- 第三者の意見を聞いてみたくなったら、専門家や経験者に相談してみる
こんな小さな一歩でも、モヤモヤがスッと軽くなることがあります。
家づくりの情報整理やメンタル面のケアが気になるときは、家づくりで心がしんどくなりやすい理由をまとめた家づくりでノイローゼに陥りやすい理由と今日からできる改善ポイントも、息抜きがてら読んでみてください。
あなたの家づくりが、少しでも楽しく、納得のいくものになりますように。
もし、積水ハウスが候補に入っているなら積水ハウス現役オーナーが詳しく解説しているブログも参考になるかもしれません。