こんにちは。ヤネウラログ、運営者のイエ吉です。
積水ハウスで35坪くらいの家を建てるときに、2階建ての間取りにするか、それとも思い切って平屋にするか、4LDKが良いのか3LDKで広めに取るのか、けっこう悩みますよね。
ネットで積水ハウスの35坪の間取りや坪単価、総額の費用、2階建てと平屋の価格差、イズロイエやシャーウッドの商品ごとの違いなんかを調べていると、情報がバラバラで「結局うちはどう考えればいいの…?」となりがちかなと思います。
とくに、35坪の家づくりは「豪邸でもないけど、決して安くもない」ゾーンなので、間取りや総額のバランスをどう取るかがすごく大事です。
積水ハウスの35坪で2階建ての間取りを考えるときも、平屋にした場合の総額や価格の目安を見ながら、家事動線や収納、子ども部屋をどう配置するかなど、決めることが一気に増えます。
ここが整理できていないと、打ち合わせのたびに不安が増えてしまいやすいんですよね。
しかも最近は、建築費や土地価格が少しずつ上がっているので、「同じ35坪」といっても数年前に見たブログや本の金額がそのまま当てはまらないケースも増えています。
住宅ローンの金利や、将来の教育費・老後資金も気になる中で、「今いくらまでなら出していいのか」「どこまで間取りにお金をかけていいのか」が分からなくなりやすいタイミングかなと思います。
この記事では、積水ハウスで35坪の間取りを検討しているあなたが、「どんな暮らし方をしたいか」という軸から逆算して、2階建てか平屋か、4LDKか3LDKか、そして総額のイメージまで整理できるようにまとめました。
読み終えるころには、「積水ハウスで35坪の間取りなら、うちはこういう考え方で決めていけば良さそうだな」と、自分なりの判断軸がスッキリ見えてくるはずです。
数字の細かい比較よりも、「これから先の10〜20年、自分たち家族がどう暮らしたいか」をベースにしながら、35坪の中で何を優先し、どこをシンプルにするかを一緒に整理していきましょう。
難しそうに思えるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば、家づくりはちゃんとあなたの味方になってくれます。
ポイント
- 積水ハウスの35坪でかかりやすい費用総額と、他社とのざっくり比較
- 35坪の見積もりで必ずチェックしたいポイントと注意点
- 積水ハウスの35坪の間取りの実例から学ぶ、動線と収納の考え方
- 35坪で2階建てと平屋、30坪との比較をしながら優先順位を決めるコツ
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積水ハウスの35坪の間取りで迷う理由

ここでは、なぜ積水ハウスで35坪の家を建てようとすると「間取り」と「お金」で迷いやすいのかを整理していきます。
まずは35坪の費用総額のイメージをつかみつつ、他のハウスメーカーとの違いや、見積もりでチェックしたいポイント、注意すべき落とし穴を一気に押さえておきましょう。
ここを押さえておくと、営業さんとの打ち合わせで話がブレにくくなるので、精神的にかなりラクになりますよ。
費用総額の目安を知る
まず気になるのが、積水ハウスで35坪の家を建てたときの費用総額ですよね。
「とりあえず3,000万くらいかな?」というざっくり感だけで進めてしまうと、打ち合わせが進むにつれて増額が積み重なり、「え、最初のイメージと全然違う…」となりがちです。
ここはエリアや商品、時期によって大きく変わりますが、検討のスタートラインとしてのイメージは持っておきたいところです。
一般的には、積水ハウスの35坪の2階建てであれば、建物本体だけでおおよそ2,800万〜3,500万円前後になるケースが多いです。
最近は資材価格や人件費の高騰もあって、体感としては以前より一段高くなっている印象があります。
仕様をグレードアップしたり、イズロイエのような上位グレードを選んだりすると、そこからさらに上振れするイメージを持っておくと良いかなと思います。
さらにここに、地盤改良や給排水、電気工事などの付帯工事費、外構、登記費用、ローン関連の諸費用などが乗ってきます。
土地から購入する場合はもちろん土地代も別途必要で、都市部になればなるほどこの土地代が全体予算を引っ張り上げていきます。
「建物だけならいけそうなのに、土地を含めると厳しい…」というパターンは、今の家づくりではかなり典型的ですよね。
35坪の建物価格イメージ
以下は、よく聞かれる「35坪前後」での建物本体価格イメージをざっくりまとめたものです。
| 坪数の目安 | 建物本体価格の目安 |
|---|---|
| 30坪前後 | 2,400万〜3,200万円程度 |
| 35坪前後 | 2,800万〜3,500万円程度 |
| 40坪前後 | 3,200万〜4,000万円程度 |
※どれもあくまで一般的な目安で、商品グレードや時期、エリア、間取り、キャンペーンの有無によって大きく変動します。
ここで紹介している金額は、あくまで「ざっくり感」をつかむための参考値として見てもらえるとちょうど良いです。
国の統計でも、住宅の工事費は年々じわじわと上昇している傾向が見られます(出典:国土交通省「建築工事費調査」)。
正確な条件は、そのときの価格体系や割引、土地状況などで変わるので、最終的には担当営業との見積もりで確認してください。
総額を考えるときのざっくり計算
土地から購入するケースだと、次のようなイメージでざっくり総額を考えてみると、現実的なラインが見えてきます。
- 土地代:1,000万〜2,500万円(エリアによりかなり差があります)
- 建物本体:2,800万〜3,500万円
- 付帯工事+諸費用+外構:500万〜800万円
たとえば、土地1,500万円+建物3,000万円+付帯等600万円とすると、総額は4,000万〜4,200万円くらいのレンジになります。
もちろん、これは一例でしかありませんが、「うちの年収とライフプランで、このラインなら無理がないか」を考えるうえでの出発点にはなりますよ。

積水ハウスがなぜ他社より高く見えやすいのか、構造や保証・標準仕様の違いから整理したい場合は、別でまとめている積水ハウスが高い理由と後悔しない家づくりの判断軸もあわせて読んでもらうと、費用感のイメージがかなりクリアになるはずです。
「高い=悪い」ではなく、「何にいくら払っているのか」を見える化することが大事ですよ。
他のハウスメーカーとの総額の違い
次に気になるのが、「他のハウスメーカーで35坪建てたら、総額はどれくらい違うの?」というところだと思います。
ネットの口コミを見ていると、「A社なら同じ35坪で500万円安かった」「B社は標準仕様が充実していてお得に見える」など、いろいろな声がありますよね。
ざっくり言うと、積水ハウスは35坪クラスの注文住宅の中では、比較的「上のほうの価格帯」に位置するメーカーです。
そのぶん、構造・断熱・外壁・保証などに力を入れていて、長く住む前提での安心感やメンテナンス性を重視したブランドと言えます。
「初期費用だけ」ではなく、「30年スパンで見たトータルコスト」で考えると、見え方がガラッと変わることも多いです。
同じ35坪でも「中身」が全然違う
よくあるのが、「A社では35坪で建物本体2,500万円くらいと言われたのに、積水ハウスだと3,300万円って言われた…」というパターンです。
ここで比べたいのは「金額」だけではなく、その金額で何が含まれているのかという中身の部分です。
- 構造(鉄骨か木造か、その工法の違い)
- 外壁のグレード(メンテナンス周期がどれくらいか)
- 断熱・サッシ・気密などの性能
- 保証・アフターサービスの内容と期間
- 標準で付いてくる設備のグレード(キッチン・浴室・トイレなど)
このあたりが大きく違うと、35坪という同じ数字でも「住み心地」と「維持にかかるお金」が変わってきます。
たとえば、外壁が高耐久で塗り替えサイクルが長ければ、30年スパンで見たときの維持費はかなり変わりますし、断熱性能が高ければ、光熱費や室内環境の快適さにも跳ね返ってきます。
「坪単価○○万円」に振り回されないコツ
ハウスメーカーを比較するとき、「坪単価○○万円!」というキャッチコピーに目がいきがちですが、坪単価はあくまで「ざっくり比較用の指標」くらいに捉えておくのがおすすめです。
実際には、次のような条件でいくらでも変わってしまうからです。
- 延床面積に対する玄関ポーチや吹き抜け、バルコニーの割合
- 総2階か、1階を広くとった「1.5階」的な構成か
- 水まわりや収納のボリューム(設備が多いほど坪単価は上がりやすい)
- 屋根形状や外観の複雑さ
だからこそ、坪単価だけで「この会社は高い/安い」と決めつけるより、総額の内訳と仕様の中身を見ることが重要になります。
「この仕様+この広さなら、この価格は妥当かどうか?」という視点で比較できるようになると、だいぶブレにくくなりますよ。

ハウスメーカー選び全体の考え方は、住宅会社の見極め方をまとめた住宅会社の選び方で迷わない3つの判断軸も役に立つと思うので、この記事とセットで読んでみてください。
自分たちが重視したいのは「価格」なのか、「デザイン」なのか、「安心感」なのか。その軸が決まると、積水ハウスという選択肢をどう評価するかも見えてきます。
見積もりで確認すべき点

35坪の家づくりで見積もりをもらったとき、どこをチェックすると「この金額で本当に大丈夫か」が見えてくるのか。
ここを押さえておくと、後から追加費用でびっくり…というリスクをかなり減らせます。
「とりあえず合計金額だけ見てOKする」のは本当に危険なので、ここはぜひ一緒に細かく見ていきましょう。
必ずチェックしたい基本項目
まずは、どの会社の見積もりでも共通してチェックしておきたい基本項目です。
ざっくり言うと、次の5つを見ておけば大きく外すことはありません。
ポイント
- 建物本体価格:どこまでが本体に含まれているのか
- 付帯工事費:地盤改良・給排水・電気・ガスなど
- 諸費用:登記、火災保険、ローン事務手数料など
- 外構工事費:門柱・駐車場・フェンス・庭など
- オプション費:キッチン・お風呂・床材などのアップグレード
とくに35坪の間取りは「標準にちょっとだけこだわりを足したくなるサイズ感」なので、オプション費が膨らみやすいゾーンでもあります。
パントリーを付けたり、リビングの天井を少し高くしたり、ニッチや間接照明を追加したり…と、ひとつひとつは数万円〜十数万円のものが、トータルで見たら100万円以上増えていた、というのは本当によくある話です。
費用構成をざっくり把握しておく
35坪前後の注文住宅だと、総額に対する費用の配分は、だいたい次のようなイメージになることが多いです。
| 費用の種類 | ざっくり割合のイメージ |
|---|---|
| 建物本体 | 約60〜70% |
| 付帯工事+諸費用 | 約20〜30% |
| 外構・家具・家電など | 約10〜20% |
もちろんこれは一例ですが、「本体価格だけで総額の全てが決まるわけではない」という感覚を持っておくと、見積もりを見る目が変わってきます。
「本体は予算内だけど、その他の部分でけっこう増えてるな」と気づけるだけでも、かなり大きいですよ。
面積の「数え方」も要注意
もうひとつ大事なのが、見積もりに記載されている「坪数」がどの面積を指しているかです。
- 延床面積(各階の床面積の合計)
- 施工面積(バルコニーや玄関ポーチなどを含めた面積)
このあたりはメーカーごとに表記や考え方が微妙に違うので、きちんと確認しておくと、他社との比較もしやすくなります。
延床35坪なのか、施工35坪なのかで、体感の広さも坪単価の見え方も大きく変わりますからね。

見積もりで注意しておきたい落とし穴
見積もりの内容自体は理解していても、実際に建て始めてから「あ、ここまで含まれていなかったんだ…」と気づくケースも少なくありません。
ここでは、35坪クラスの家づくりでよくある落とし穴をいくつかピックアップしておきます。
「これ、まさにうちのことだ…」と感じるところがあれば、早めに対策しておきましょう。
よくある「含まれていない」ポイント
注意ポイント
- カーテン・照明・エアコンが別途になっている
- 外構が最低限の予算しか入っていない
- 家具や家電の買い替え費用を見ていない
- 引っ越し費用や仮住まい費用を計上していない
35坪の家だと、LDKを広く取りやすいぶん、ダイニング照明や間接照明、エアコンの台数も増えがちです。
リビング階段にすると、空調の効き具合を考えてエアコンを2台にしたり、シーリングファンを付けたりしたくなることも多いです。
ここを甘く見積もっていると、引き渡し前後で一気に数十万円単位の出費になりやすいので、最初からざっくりでもいいので想定しておくのがおすすめです。
長期的なランニングコストもイメージしておく
見積もりの金額だけに目が行きがちですが、実際に住み始めてからの光熱費・メンテナンス費用も「見えない見積もり」だと思っておくと良いです。
断熱や窓の性能を少し上げるだけで、冷暖房費が抑えられたり、冬場のヒートショックリスクが減ったりしますし、外壁を高耐久のものにしておけば、10年・15年ごとの大きなメンテナンス費用が軽くなることもあります。

見積もりを出さないと言われたとき

たまにあるのが、「間取りの要望を伝えているのに、なかなか正式な見積もりを出してくれない」「他社と比較したいと言ったら、良い顔をされなかった」というケースです。
ここはモヤモヤしますよね。「この会社に本気で付き合ってもらえているのかな…?」と不安にもなります。
理由はいくつか考えられますが、代表的なのは次のようなパターンです。
- 社内ルールとして、ある程度プランが固まるまで正式見積もりを出さない
- 営業さんが多忙で、見積もり作成の優先度が後回しになっている
- 競合他社にそのまま見積もりを持ち込まれるのを嫌がっている
「出してくれない」が続いたときのチェックポイント
私がよくお伝えしているのは、次の3つです。
- こちらの予算感や希望をきちんと共有できているか
- 「いつまでに欲しいか」を具体的に伝えられているか
- 不明点を質問したときに、丁寧に答えてくれているか
この3つをクリアしているのに、なおかつ見積もりが出てこないのであれば、その会社や担当者とは相性が良くないサインだと受け取ってもいいかなと思います。
家づくりは契約して終わりではなく、その後も長く付き合っていく関係です。
最初の段階からコミュニケーションにストレスを感じるなら、無理にそこで決める必要はありません。

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積水ハウスの35坪の間取りの考え方

ここからは、積水ハウスの35坪というサイズで「どんな間取りにしていくか」を考えるパートです。
実例から見える優先順位や、イズロイエ35坪との違い、平屋35坪との比較、そして30坪との総額バランスまで、順番に整理していきます。
数字だけでなく、「暮らしのイメージ」をセットで思い浮かべながら読んでもらえると、一気に具体的になってきますよ。
実例から見る優先順位
積水ハウスで35坪の間取り実例を見ていると、多くが4人家族(夫婦+子ども2人)を想定した2階建て・3〜4LDKになっていることが多いです。
ここには、35坪というサイズだからこその「定番の考え方」が隠れています。
SNSやカタログで人気の間取りを見ていると、「全部盛りにしたくなる」気持ちもよく分かりますが、35坪でそれをやると一気に窮屈になりやすいんですよね。
よくある35坪・2階建ての基本構成
- 1階:18〜22畳前後のLDK+水まわり(洗面・浴室・トイレ)
- 2階:主寝室+子ども部屋2室+必要に応じて書斎やWIC
この基本構成をベースにして、「どこを広くして、どこをコンパクトにするか」を決めていくのが、35坪間取りづくりの王道パターンです。
たとえば、リビングを22畳取りたいなら、和室を削ったり、子ども部屋を最初は1部屋にしておいたりする。
逆に、和室コーナーが欲しいなら、LDKを18畳に抑えて、その代わりに天井を少し高くして開放感を補う。こんなイメージです。
優先順位のつけ方のコツ
私が打ち合わせでよくおすすめするのは、次の3つの観点で優先順位をつける方法です。
- 家事動線(キッチン・洗面・ランドリー・収納のつながり)
- リビングの居心地(日当たり・吹き抜け・天井高さなど)
- 将来の使い回し(子ども独立後の部屋の活用イメージ)
この3つを軸に、35坪の中で「ここは絶対に譲れない」「ここは少し削ってもいいかも」というラインを家族で話し合っておくと、図面の修正がスムーズになります。
たとえば、「共働きで洗濯物をたたむ時間があまり取れないから、ランドリールーム+室内干しスペースは優先したい」「子ども部屋は最初はゆるく共有で、思春期以降に仕切れればOK」など、具体的に言葉にしていくイメージです。

イズロイエとの違いと特徴
積水ハウスの中でも、鉄骨系の人気商品がイズロイエ(IS ROY+E)です。
35坪でイズロイエを選ぶ場合、木造のシャーウッドや他の商品と何が違ってくるのか、ざっくりイメージしておきましょう。
「せっかく積水ハウスにするならイズロイエでしょ」と言われることもありますが、そこはちょっと冷静に比較したいところです。
イズロイエ35坪ならではのポイント
- ダインコンクリート外壁による重厚感とメンテナンス性
- 鉄骨構造ならではの大開口・大空間のLDKが取りやすい
- 軒の深い外観デザインと、落ち着いた和モダンのテイスト
35坪という限られた面積の中でも、イズロイエならリビングを吹き抜け+大開口にしやすく、「面積以上に広く感じる空間づくり」が得意です。
たとえば、20畳のLDKでも、天井を高くして大きな窓を取ることで、数字以上の開放感を出しやすいのが強みですね。
その反面、坪単価がやや高めになりやすいので、予算と相談しながら「どこまでイズロイエらしさを出すか」を決めていくイメージになります。
「イズロイエ向き」かどうかのチェック
個人的には、次のようなタイプのご家族なら、イズロイエ35坪はかなり相性が良いと思っています。
- 外観デザインや重厚感にこだわりがある
- リビングを「家の主役」にして、大きな吹き抜けや窓を取りたい
- 将来のメンテナンス性(外壁など)も重視したい
逆に、「とにかくコスト重視」「外観はそこまでこだわらない」という場合は、ほかの商品や木造ラインも含めて比較してみるのがおすすめです。
商品名に引っ張られるのではなく、「うちの暮らし方に合っているか」で考えるのがいちばん大事かなと思います。

平屋の総額価格との比較

最近は、「どうせ35坪建てるなら平屋にしたい」という相談も増えています。
ワンフロアで完結する暮らしは、子育て中も老後もラクですし、平屋の外観や庭とのつながりに憧れる方も多いですよね。
一方で、「平屋って高いって聞くけど、実際どうなの?」という不安もあると思います。
一般論としては、同じ35坪なら、平屋のほうが基礎と屋根の面積が増えるぶん、建築コストはやや高くなりやすいです。
2階がない代わりに、1階部分を広くとる必要があるので、どうしても土台と屋根が大きくなります。
その代わり、階段がなくなるぶん、間取りにゆとりが生まれたり、将来のバリアフリー化がしやすかったりと、メリットもかなり大きいです。
35坪平屋のリアルなイメージ
35坪の平屋だと、間取りとしては次のような構成が多いです。
- LDK:18〜20畳前後
- 主寝室+子ども部屋2室(または将来仕切れる大きめの子どもスペース)
- 洗面・脱衣・ランドリールーム・ファミリークローゼット
これを2階建てと比べると、「階段スペース分を別の用途に回せる」「1階だけで生活が完結する」という大きな違いが生まれます。
日々の生活動線を優先するなら、35坪平屋はかなり魅力的な選択肢になりやすいです。
積水ハウスの平屋については、別記事の積水ハウスの平屋15坪の坪単価と価格の目安でかなり詳しく書いているので、平屋を本気で検討している場合はそちらもセットで読んでもらうと、数字感がつかみやすくなるはずです。
15坪の記事ですが、考え方自体は35坪でもほぼ同じです。

総額で30坪と迷うときの考え方
35坪で考えていたけれど、見積もりを見たら予算オーバーで「30坪にサイズダウンしたほうがいいのかな…」と悩むパターンもよくあります。
ここは、まさに「理想」と「現実」のバランスをどう取るかの局面ですよね。
安易に坪数を削ると後悔につながりやすいですが、うまくメリハリをつければ、30坪でも十分満足度の高い家になります。
「ただ小さくする」だけだと失敗しやすい
単純に35坪のプランをギュッと縮めて30坪にすると、廊下が狭くなったり収納が削られたりして、日常の使い勝手が一気に悪くなることがあります。
そうではなく、30坪にするなら「間取りのコンセプト自体をシンプルにする」ほうが満足度は高くなりやすいです。
- 子ども部屋を最初は1部屋にして、将来仕切る前提にする
- 和室や独立した書斎をなくし、リビングの一角にワークスペースを作る
- 廊下をほとんどなくし、LDKまわりに必要な部屋を集約する
- 収納は量より配置を工夫して「動線上に少しずつ散りばめる」イメージにする
こういった「割り切り」をしながら、LDKと収納、家事動線の質だけは落とさないように設計すると、30坪でもかなり満足度の高い家になります。
「何を減らすか」ではなく、「何を残すか」に意識を向けると、決めやすくなりますよ。
総額を抑える別のアプローチも検討する
総額がどうしても厳しい場合は、坪数を削る前に「土地の条件」や「外構のボリューム」を見直すという手もあります。
とくに都市部では、土地を少しコンパクトにして建物をキュッとまとめるほうが、トータルバランスが良くなるケースも多いです。
また、外構を最低限の仕様にしておき、将来的にDIYやリフォームで育てていくという考え方もあります。

積水ハウスの35坪の間取りに関するよくある質問
Q1. 積水ハウスの35坪の間取りの費用総額はどれくらい?
Q2. 積水ハウスの35坪の間取りは2階建てと平屋どちらが高い?
Q3. 35坪と30坪で迷うとき、どちらを選ぶべき?
Q4. 35坪の間取りで家事動線を良くするコツは?
Q5. 積水ハウスの35坪で収納不足にならないためには?
自分たちの積水ハウスの35坪の間取り総まとめ
最後に、これまでの内容を踏まえて「自分たちにとっての積水ハウス35坪の間取り」をどう決めていくかをまとめておきます。
ここまで読んでもらえたなら、もうかなり頭の中が整理されてきていると思います。
積水ハウスで35坪・2階建てというサイズは、4人家族にとって「広すぎず、狭すぎない」ちょうど中間のゾーンです。
だからこそ、リビングを広くしたり、収納や書斎をしっかり取ったり、平屋やイズロイエも視野に入れたりと、選択肢が一気に増えて迷いやすいんですよね。
大事なのは、「部屋数」や「帖数」だけを追いかけるのではなく、家事動線・収納計画・将来の暮らし方という3つの軸から35坪の間取りを考えることだと思っています。
ポイント
- 毎日の家事がストレスなく回る動線になっているか
- モノの居場所が決まっていて、収納量と配置のバランスが取れているか
- 子どもが巣立ったあとも、「まあこれで良かったね」と思える使い回しができそうか
この3つに照らし合わせてプランを見直していくと、「数字としての35坪」ではなく「うち家族らしい積水ハウス35坪の間取り」に近づいていきます。
35坪という枠の中で、何を優先して、何をシンプルにするかを、一つずつ選んでいく作業です。

この記事が、積水ハウスで35坪の間取りを検討しているあなたの「考えを整理するための地図」になれば幸いです。
焦らず、でもダラダラしすぎず、自分たちのペースで一歩ずつ進めていきましょう。
家づくりは大変なことも多いですが、その過程も含めて、きっとあとから振り返ると良い思い出になりますよ。
